酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

岡山 備前焼 岡野圭治

この忙しい師走やし 掃除もろくにできてへんのに……行ってきました!!

岡山備前 岡野圭治さんの窯元へ。

なんちゅうても1年に一回しかやかはらへんので しかも毎年この師走。

むっちゃ ええ天気です。が風がつめとうて壺の中の水は凍っています。


大きな登り窯です。岡野さんの家より大きかったりして・・・



一つ目の部屋の中。最高温度は1300度を超えるそうです。
ここは直接に火があたるので いちおしの精魂込めた徳利や壺や大皿が置かれます。


これは 牡丹餅と呼ばれる装飾のための道具。これを載せると

こんな風なもようができるのです。


日本酒と一緒で器も絞り込むことにしました。

岡野さんの器は ええ…使うほどに良さが分かってきます。

写真を撮るのを忘れたけど 目の綺麗なひとや。
お子さんもすくすく成長し 家族であたたかく迎えてくれはりました。

備前の赤松はどんどん少なくなってきていて 調達するのが大変で、なかにはガスや電気窯を使ってはるところもあるそうですが、岡野さんはこの登り窯にこだわり、年に一回 赤松を大量に使い 2週間かけて焼き上げはります。

ますます 味わいのある器 楽しみにしています。

あまから手帖にハンナさんのお店が掲載されたとき うつったのがまぎれもないこの岡野さんの器。上には鮒ずしのとも和えが美しく盛られました。