箕浦淳一さんの新しい本が出ました!
酒造界 至近距離の真実
相変わらずの毒舌やけど 書かれていることはお見事
私ら酒屋にも ものすごええ刺激になります。
一部を引用しますと 酒販店たちの熱意だけで、酒造りの知識や利き酒能力に乏しい 基準無き熱意のもと 雪国神話や小蔵イコール良酒というあいまいな概念が生まれた。
本醸造は中途半端な性格が禍して常に失速寸前の低空飛行。上立ち香が突出して、値段ばかりが高い吟醸酒もアウト。残るは純米酒やけど、世間は甘くない。数多(あまた)ある純米酒の中から 自らの官能で一人前の酒を見つけ出せる酒販店はいたって稀有・・・
箕浦さんにとっての、心の琴線に触れるお酒は、強い乾燥蒸気で蒸米を締め、麹を締めて味をきった秋上り燗上がりするお酒だけやそうです。
読み進むうちに どんどんどんどん惹きこまれていく本です。
毎月朝市のおかげでお蔵に足を運ばせてもろてますが、もっともっと お酒造りも勉強せなあかんし、また利き酒能力を高めなあかんなあと思いました。
この本 小川酒店で売らせてもらってもいますが、2900円とお高いので よかったら貸し出しもしています。お気軽にお申し付けください。ぜひぜひ色んな人に読んでいただきたいです。ちょっと怖いけど
思い返しますと 北島さんのご縁で箕浦さんと御出会いしました。そして 前回の朝市で本をうらせてもいただき その際岡山から朝市に来てくれはったのでした。
不思議なことに 9月の朝市は今 小川酒店で大人気の北島さん。
昨日も東京のお店に送らせていただいた北島きもと 渡船と 無農薬山田錦19BYを 絶賛いただき 再送させてもろたとこです。
この本持っていこかな。北島さんのことも 載っていますよ~