酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

明日の朝市

箕浦先生の朝市ご来店は 反響をよんでいまして かむなびのいとがーさんも 大阪から来てくれはるみたいです。(寝坊しはらへんかったら・・)

箕浦先生は歩く野生酵母との異名もお持ちのようで なんかちょっと怖いけど うきうきどきどき。

北島専務さん 今のおやっさん鈴木杜氏が蔵に来はって以来、酒造りにはまってはりまして、このところの専務さん頭の中はお酒だらけ!!そして惚れ惚れするええお顔。

その深いところの意味を箕浦さんの御本を読んで納得しました。
ほんまに この本は読むほどに旨味が押し寄せてくる素晴らしい本です。

箕浦さんの著者 吟醸巡礼 読む純米酒より抜粋。

鈴木杜氏 おやっさん
予期せぬ困難い直面したとき、その人間の度量が知れる。年齢に見合わぬ身軽さで蒸米を
砕き続けるその背中に、南部の男の生真面目さと、並外れた辛抱強さをしみじみと感じた。人の上に立つものの責任感が強く、魅力のある人物ならば、その背中に全幅の信頼を置いて、ほかの者は黙って付いてくる。だから 杜氏にとって何より大切なのは、技術力以前に人間としての器のおおきさである。

完全発酵辛口について
辛口とは書いていても薄辛さは微塵もなく、適度な含み香と吟味を持つ凛とした味わいは
文句のつけようがなかった。私(箕浦さん)の座右の銘 人生完全発酵であり、北島専務の
心意気が私には嬉しかった。

北島のきもと
・・品温を押さえても発酵はどんどん進む。もと造りとの苦労とは裏腹にもろみになってからは安心して見られるのがきもとの長所。日本酒度が-から+になっても一行に衰えを知らず甘さが消え日増しに味が整う。そして できたばかりの新酒は、甘辛酸苦渋の五味をきもと特有の旨味が包み込み、押しは強く確かな秋上りを予感させる。瓶燗し熟成の眠りについた酒は 新年を迎えてもまだ若く1年半の時を経て飲みごろを迎える。そんなお酒は熟成のピークが長く続くので過熟にはならず、飲むたびに旨くなる。

たしかにここ数年の北島と北島専務の変わりようは ものすごいものがあると感じます。

丁寧に元を擦り、がっちり暖気を効かせて しっかりとツボを押さえた造り。
辛抱の中から楽しさを探し出してそれを次に繋げていく造り…
これからも北島酒造は 目がはなせまへん。

明日は北島専務さんもそして箕浦さんも朝市においでになります。超豪華ゲスト!!どすどす。

たぶん姉御が見守ってくれてるから 雨も止んでええ感じのお天気になるとおもいます。
どうぞ あったこうしてお越しやす。お待ちしております。
 
明日のメニュー!

きもと渡船 火入れ 21BY
きもと吟吹雪 生 21BY
きもと23BY新酒しぼりたて、しかも「かすみ酒」
普通酒 無濾過生原酒