酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

家さんご来訪

家さんがきはって いろいろお話しを聞かせて頂きました。

とにかくどきどきぱっくんぱっくんしていたので、またメモを取ってる状態ではなかったので、忘れてしまったところもありますが。

ゆりかご水田のお酒、月夜のゆりかご。

麹米もコシヒカリということやったので、相当苦労しましたとのことでした。けど、むちゃ研究を重ねたので、コシヒカリで醸したお酒としては素晴らしい出来栄え!だそうです。

ここのお蔵は この月夜のゆりかごもですが、権座、湖風、六方とほんとうに様々なPB商品をうみだしてはります。

コシヒカリに渡船に吟吹雪に日本晴れ・・お米様々。

これは家さんの腕あってこそ。でも、そのためには たゆまない努力をし続けてはるのやということをしみじみ感じました。

一番大事なことはよい麹をつくること。そしてそのためには 良い原料を使うことが これまたものすご大事。

そういういみでも、このPB商品はお米を育てている農家さんやそれにかかわる色々なひとの熱い想いがあるので、目に見えない強い力がお酒を支えていると。そんな風なことも言うてはりました。

権座も7年目突入やし、きっと月夜のゆりかごも、ええように末永~~~く育っていかはることと思います。

一方 家さんの熱い想いで造られたのが純米吟醸+14度の超辛口。

前に聞いた話ですと、家さんの想いとしては、蔵元がお酒を造る、つまり 蔵元が造って欲しいお酒をできるだけ忠実に造るのが杜氏の仕事・・・・という自論をお持ちですが、+14に関しては、家さんのこういうお酒が造りたい!という想いで出来たお酒なんやそうです。

確かにこれは 他にない魅力があります。家さん曰く、ここまで辛口にもってくるとアミノ酸も沢山出るそうなのですが、極秘の家さんの造りやと、アミノ酸が出ない独特の味わいになっているそうです。詳しいことはわかりませんが、これがミソやそうです。

色々なお蔵がありますが、このお蔵もまた 滋賀県が誇れる名蔵やと思います。

今日も六方と権座を絶賛!のお客さんが来てくれはりました。権座はあんまりおいしかったのでもう一本買いに来てくれはって、それがお店を閉める頃やったので、ダッシュで息をはしながら買いに来てくれはりました。ありがたいことや。

家さん浅見さん、ありがとうございました。