酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

湖国と文化 旬香酒問 お酒の巻

前から まりあーじゅについては 直さんにしょっちゅう相談させてもらっていたので 今回もアドバイス頂きながら試食試飲をしました。 直さんも仰るように今回 ストライクゾーンの広い ほんまにどんなお酒も包み込んでくれる大らかな料理。

今まで紹介していないお蔵ということも考えつつ。

そしてまずは直さん 喜楽長 てっぱんの特本に合わせてくれはったら 

笑いながら 合いすぎ!と同時にまとまり過ぎや~と。

で きゃらがちゃんと立っていて またラベルも考えながら決まったのが 

月夜のゆりかご火入30BYと 浅茅生無圧吟吹雪敢て30BY.。

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そして当日。確かにこのお酒 2本ともどっちのお料理にも合いました。

ゆりかごは新酒やったころを思うと 火入されてさらに一年がたち輪郭のはっきりしたコクのあるお酒に変化していて その変貌にびっくりしました。特にコクのある味噌 胡麻は このお燗が合いました。いつぞや きたいちゃんがゆりかごの火入れのお燗が美味しい~~と言ってはったのを思い出しました。

ちょっと遊びで持って行った 六方新酒別誂え 雨垂れ新酒しずり雪。香系の六方が意外にお料理にすんごくあいまして。しずり雪は九里さんがいうてはったように 冷たいと雨垂れではないみたいにすっきり。温度が上がってくると雨垂れらしい甘味がでてきて こっちの方が料理に寄り添いました。

個性のある 生熟 火入熟 新酒ふれっしゅ!この違いがあまりにもはっきりしていて でも料理にはどれも合いまして、それがおもしろかったんです。

おりしも 酒樂会の林さんから連絡があり、9月頃に同じタンクの生と火入を呑み比べる企画のお話しでした。シンクロ!っと思いました。

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座座の器たち。とんすいの器もよかった~~

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