酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ぐいのみの袋

コトコトコットンの恵子さんから 前々からお願いしていた ぐいのみの袋が届きました。

素敵素敵!

私がアトリエ北国で染めたシルクを こないな素敵なものに仕上げてくれはりました。

さすが恵子さん!感性が すばらしい!

シルクは縫いにくいそうなんです。無理言って申し訳ないです。

お店に置いています

これは 大津袋というそうです。千利休の妻 宗恩が大津の米袋の美しさに感じ入って考案したそうや。歴史もおもしろい。

これは 樫とインド茜で染めたもん・・・


この 口の部分 お手間入りや。ほんまに ありがとう。


この美しい黒はカテキューで下染め。さらにヤマモモとロッグウッドというどちらも木なんですがそれを鉄で媒染すると深い渋い色 海松茶色(みるちゃいろ)になります。ほんで 恵子さん裏地もちゃんとぴったりのを考えてくれはるのが嬉しい。

ここに入れたい 山村さんのぐいのみ。どれもこれも よろしなあ。
この人の器は 飽きることがありません。
大らかでシンプル
恵子さんの袋もそやけど、ええもんには 作り手の姿勢がちゃんと表れると思うんや。
ほんまもんをつかむのは難しい。まだまだ勉強せなあきまへん。
焦らず ゆっくり静かに歩いていきたいな。ほんで、見て触って感じて 一歩でも深くつかめたらええな。けど、道は遠し。
妹が昔にくれた手紙。

美の正体はありとあらゆるものとことのなかから見つけ出した悦び。美はいのちなり。

ええことばや。

恵子さん 山村さん ありがとうございます!