酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

みかん酒

萩乃露さんからみかん酒が出ました!

いま小川酒店には 神開のみかん酒があるので なぜに今みかん酒をだそうということになったのか 毅さんに突撃インタビューをしました。

そしたら 毅さん熱く語る語る・・・・ほろりと来ましたんや。

というのは、このみかんが生まれたところ 明浜は 高島とある意味みていて 棚田が広がり美しい景観。そして 限界集落もどんどんふえている 過疎化が進んでいるという意味でもよく似ているのです。

違うのは高島は 水源が豊かやけどここは そうではないので みかんが ならではの産業としてなりたってきたのであります。ところが 農薬や化学肥料のために 沢山できすぎて供給過多となり価格が大暴落したり また農薬使用による健康被害もでてしまい 厳しい状況に。

そんなとき 農薬や化学肥料に頼らない有機栽培で明浜をもう一度もりあげましょうということで有機栽培によるみかん栽培がはじまったのであります。そして15アールの畑で始まった栽培は、40年後には100ヘクタールを超えたのです。

山づくりと海づくりは繋がっている。有機栽培をすることで 山の育んだ養分が海へ注ぎ 良質ないりこやひじき 真珠もとれるのやて。

萩乃露さんはあるご縁でこの明浜のひとと出会い、40年もの時を経て 今このみかん酒が生まれたのであります。しかも ますます素敵なのは 美味しい温州みかんを作るためには青い時期に選定をしなければならないのですが その青みかんもちゃんと活かされているそうなのです。

そんなあったかな想いが込められて誕生したとはなんて素晴らしい。

里山の取り組みと言い 十水といい その想いがなんかこう ぐっときますわいな。

これは 心をこめてうらせてもらわな。でみかん酒をかってくださったことで 明浜が豊かになればさらに嬉しいし。

毅さんに確認はしていませんが 絶対現地に行ってはります。私も毅さんのお話しをきいていたら明浜にいってみたくなりました。