酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

喜楽長 朝市のお酒選び

今度の朝市は 敬老の日!というすぺしゃるな日になるので、お年をある程度召された方が喜ばはるお酒も念頭におきつつ 気合を入れて朝市のお酒選びに伺いました。近江鉄道にのって・・・

今回は 全員参加+おけいはん+酒菜ばんからさんのおくさま まさえさんもご一緒にっちゅうことで 賑やかな朝市選びになりました。


ずらりと並んでさらに うちで寝かせておいた 権座火入 23BY24BY25BYと 3年に渡る垂直のみ。
権座の垂直のみは思ったより熟成が進んでいませんでした。もっと寝かせるか?お燗したら  化けるかも・・・
むしろ今年のビンテージの火入れが味のりしていました。

で、あれこれ迷いました。月夜のゆりかごも 湖風も美味しい。

未出荷のもんもありまして、またメスシリンダーブレンド&加水っちゅうこともしたりしまして。

そして 迷った末選ばれたのが 六方の加水火入の定番商品。まさに 安定の美味しさ。すこし香り系の酵母がはいっているのですが 火入加水されているので料理にも寄り添えますし 春の利き酒会で体験したんやけど お燗も美味しいのです。

もう一つは 浅見君がいちおしの 特別本醸造!喜多社長が これぞ喜楽長のお酒ってなんぞや?との質問にこれやと言わはったのが 特別本醸造でした。誰にでも愛されて 色々なお料理にも合い そして冷よしお燗よしひやよし…言うたらお豆腐みたいなお酒かな?皆さん 浅見君の人柄とも重ね合わせつつ 浅見君浅見君!とこのお酒をよびきっと浅見君はくしゃみをしていたことと思います。そのあと 面白い研究実験を体験させてもろたんですけど、その時もこの浅見君はどれにもそうっと静かに寄り添っていました。

最後のひとつが 大吟醸なんぞもブレンドされているとっておきの美味しい滓酒。あひるちゃんが 一晩で4合をあけてしまったという危険なお酒です。と そこに沈殿した黒いお酒。見た目はかなりグロテスクなのですが 味わいは素直に美味しいのですよ。そして これは未出荷。朝市で始めて世に出ます。ちょっとマニア向け。

敬老の日の朝市 ええお酒が選ばれました。当日は 浅見君のお酒と一緒に浅見君がブースにたってくれはります!

どうぞ皆様 お足をお運びくださりませ。