酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

都をどり

小川酒店のご常連さんOさんは 花道のお生まれで 幼い頃から都をどりに関わってはります。

なので 毎年この時期になりますと 華やいだポスターを張らせて頂きますのや。

Oさん曰く 年々齢を重ねていかはりまして少しづつ亡くなられていくのを見ながら これからのこの都をどりという文化を伝えていくためにも 是非若い人達 また 世界の人達にこそ 来てほしいという想いで いろいろ工夫されています。

学生さんは 1000円で鑑賞できるとか 外国からの予約申し込みが簡単にできる仕組みを作ったことで70か国を越える国のひとたちがはるばる観にきてくれはるようになったとか・・・

Oさんは4月になると この企画で大忙し。

が 普段も醗酵のこととか 納豆 蚕・・・本当に色々な勉強をしてはり ご来店の際の話しは興味深い事ばっかり。

不老泉の踏み込み粕や モンスーンの酒粕も さまざまな研究をしてくれてはる 小川酒店にとっては頼もしいおかたです。

昨日も載せましたんやけど 笑四季さんのお酒も とくに黒白センセーションなんぞは 若い人に大うけしているし このお酒のおかげで日本酒って美味しいんや~と思ってくれはったかた 数知れず。今回のマニアックラヴシリーズもラベルやネーミングからしても若者受けしそうや。 そしてこのOさんの取り組みも まだ日本酒や日本舞踊の世界をご存知ではないひとたちに 敷居を低くして わかり易く入ってもらうと言う意味で なんかとても繋がっているなあと。

朝市もしかり。深い深い世界やし 追及していくという事も勿論大事やけど どうやって裾野をひろげていくのかも大きな課題やと思います。そのためにも 出来ること…考えて行かなあかんな。 この美しいポスター 盗難もけっこうあるそうで。ほんまにきれいや。