酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

七本槍と大治郎

今回 例の表を造るのに色々な蔵元さんにお尋ねして いろいろ気づきがありました。

久しぶりにお話しした 富田さん。熱いです~

悦鎧人のようなお酒に憧れてはるのや~~という事がわかりました。

いつやったか 七本槍生の山廃を少しだけ出さはりまして 出たその時点では その魅力が申し訳ないけどあんまりわからへんだのです。ところが お客さんが半年冷蔵庫で寝かせてはって それが抜群に美味しくなっている!!との情報をいただきました。その火入が 今も蔵で眠っているそうなのです。そしてそれをどんなラベルでいつ出そうか迷ってはるそうです。これも ものすご楽しみや。

エイテイの生がなんと半年以上もたって ようやっと飲み頃を迎えまして。同じく 七本槍玉栄 純米大吟醸も 一七〇一酵母の特純も 切れていたのがようやっと入ってきます。ということで明日 お待ちかねの三種が 入荷します。

今回七本槍は その玉栄純米大吟醸が選ばれました。一応薫酒ではありますが その中ではとりわけ香りは低く 酸があり 右下になります。そして これなら ステーキにも合いますとのこと。逆に山田錦大吟醸でしたら 塩のステーキが合うと。

とにかく 独特の酸が魅力の七本槍のお酒は 他のお酒に比べて 洋食やお肉やしっかり目のお料理に合うようです。

逆に面白かったのが大治郎きもと。透明感のある そして綺麗なきもとを目指して造らはったので、これには 白身の魚のお造りにあうのではと。

なので これは醇酒のなかでも左上に位置付けられました。

先日ご夫婦で配達にきてくれはったんですが、このあと三井寺にいかはるとのこと。お若いのに御朱印帳をもって これからお寺を周らはるそうな・・・・なんか 可笑しいけど 微笑ましい。大治郎の御蔵を数日間に渡り手伝わはったFさんは 過酷なきもとの櫂入れの際 久美子さんの数字を数えるその優しい声に癒されたというてはりました。また 久美子さん 大治郎さんはお酒のことば~~~っかり考えてはるのですわと言いながら うれしそう。

とみいもだいちゃんも 必死のぱっちでお酒をつくってはりまして 見ていて聞いていて頼もしい限りです。鶏のからあげやけど ちょっと違う ザンギ。ケンミンショーでやってはりました。生姜多目。