酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 れとろ神開の巻

むっちゃ おもろい朝市でした。

例の出来た時あばずれやったお酒なんやけど お蔵でのんだときは まあるくなってふつ~~~に美味しいお酒やったんや。

それが 朝市会場で利いて見ると 美味しいつけものの臭いが・・・・ふつ~というよりも やっぱり苦労した血と汗を感じる いわば万人受けはしないマニアックなお酒。

で お燗すると ええ感じに膨らみます。

もっとあげたら こんどは漬物の臭いも すか~~~っと飛んで呑みやすくなりました。けど 監督(手水やさん)いわく 吞みやすいけどおもろないと。なるほど。

そのあと藤本シャチョウがおいでになりまして 蔵で利いた時と なんか違うのですと・・・・。ほんまやと シャチョウ。最初は こんなん売れませんやん。地獄谷(さらに辛口)とかのほうが 絶対売れるし ええし 僕が造ったし
・・・・と 焦り気味。

が まにあっくに お客さんが よろこんでくださり シャチョウも途中から必死でお燗を付け始め 41度か2度がベストお燗!と 意気揚々。

今回 他は全部うりきれたのに これだけは確かに残りましたんやけど なんかとても興味深いなあと思いました。

朝市のある意味想いとして 売れるお酒をうらなくてよい。多分ココメロや 最後にお酒がなくなり持ってきた 地獄谷(からくち)を出したら 普通に売れたとおもうのやけど それやったら 普通やし。こういう 売れなくてもおもろいお酒を出すのも またええのん違うかなあと思いました。

けど 頼りになるご常連さんに聞くと 全然美味しい!こういう季節に こういうお酒お燗するの むっちゃありですよ。意外とどんな料理にもあいますおでんもええし 出汁が欲しくなる感じやとか。嬉しいお言葉もいただきまして。

朝市はほんまにおもろい空間や。さてさて 来月はいよいよ にんにん & あっ君!お楽しみに!