今月の朝市は喜楽長 年末に相応しいええ名前のお蔵です。
麻優子さん、ご結婚され、蔵にとっても頼もしい存在で、益々幸せそうな喜多シャチョウさん。
私たちが今日伺うということで、麻優子さんとお母さんが徹夜でこのかいらしいゆる燗ちゃんを作成!これを見て、もう決まりと思ってしまうくらい可愛くて嬉しい。
このお酒は麻優子さんの渾身の作、ラベルにも半年かかり、また玉栄独特の旨味と酸味に注目して、敢えて2年低温で寝かせて、そして度数を下げて、深みのある味わいに育てはりました。
私も常々思っていましたが、玉栄は寝かせたほうが絶対美味しくなるお米や。
常温も美味しく、55%磨きなので、ちょっとレベルの高い料亭でお刺身や煮物と食べたくなる上品な味わい。
それが喜多シャチョウみずからぬる燗にしてくれはると、ええ感じで味わいが丸く膨らんでものすごく美味しい。さらに遠田さんの発案!シナモンを入れたらどやろ?ということで入れたら、思わず笑ってしまう美味しさで、ラベルの色も相まって、なんともクリスマス気分。シュートーレンにも合わせたくなります。スパイスとこんなに愛称が良いなんてびっくりします。
ただしこのお酒は熱くし過ぎると、シナモン入りもシナモン無もいまいちやったので、温度が大事なお酒です。
ということで新しい喜楽長の顔、ゆる燗が朝市のお酒に決まりました。続く→