酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

宝山園 結の会

今年で7回目になる 宝山園 結の会が満月の日に開催されました。

今までは 蔵元さんを初め ワイン 焼き物 その道のプロのゲストをお招きしていたんやけど 今回はノーゲスト・・さすがに間近になってくると 私は少々不安に・・・でも 今回は色々な酒蔵のお酒を使うので 蔵元さんに来ていただくのも申し訳なくて・・・ということで 小川酒店だけの進行ということになりました。

終わるまではほんまにどきどきでしたが 終わってみて ほっ・・・
これはこれで ええ会となりました。

今年も素晴らしい花!これが 今年は オープニングの際 部屋を暗くして 芒の生けた庭と部屋のお花に注目して頂くという演出をすることで 
初めてスポットライトを浴びましたんや。
もともと 造園業から始まっているので また女将はお花のプロなので、これはここの大きな魅力のひとつなのです。


そして 今回の選りすぐった バラエテイに富んだお酒のラインナップ。
ほれぼれします。

今宵のテーマは出会い。人と人 料理とお酒 その出会いを是非お楽しみ頂きたいとの想いから。

皆 滋賀の食材をふんだんに使った 宮川料理長の腕がきらりと光った素晴しいお献立でした。一部ですが ご紹介。

乾杯はアワイブキをシャンパングラスで。

雨垂れはその甘味が美味しい鮒ずしに合います。最後にどれがお好みでしたかとお聞きした時 雨垂れと答える人多し。

お造りには神開 からくち。これだけ お燗と冷やと両方で。お燗も人気で 一番おかわり率の高かったお酒。

向付には 敬いしをワイングラスで。こんな料理に寄り添う大吟醸は 
なかなかありまへん。これもお代わり多し。

バームクーヘン豚の燻製 無花果ジュレ掛けは 蓋をあけると 燻製のええ香りがして歓声が~香り系の山廃という稀有な い吟純聖に

長浜の鳥味噌。これが 同じ長浜の七本槍77%渡船によう合いまして。さらに お味噌があったかくなっているので 無限~の美味しさ。旨いなあとあちこちで。
地鶏 近江蕪 八幡蒟蒻 琵琶湖元気アスパラ 乾酪麩 郷土色がええな


宝楽焼きで蒸し焼きにされた 子持ち鮎に 不老泉の亀の尾が日本料理には なかなか合い難い不老泉やけど これはすんばらしい。小芋の中にはなまこの海鼠腸=この子が入っています。


いつもお酒の会では仕方がないのですが 後半盛り上がって マイクの声が聞き取れなくなる状況に・・・が 今回初めて利きあてクイズという企画をしたことで 皆さんチェイサーと共に結構集中してお酒をのんでくれはりまして。そして 後半これは何でしょう?のお酒が配られると 空気がきりっと締まったのでちょっとガッツポーズ

クイズのお酒は 七本槍77%渡船

面白かったんが 喜楽長の敬いしと思わはった方の多い事!

女将さんの娘さんが美大を出てはるので 琵琶湖の地図と 今宵のお蔵が描かれたメニューも それはそれは素敵やったんです。

最後はみずかがみのご飯やったので これで 渡船 吟吹雪 日本晴 山田錦 とお米も彩り豊かな宴となりました。

春からお話しを頂いていたお仕事やったので 終わってほっと・・・・
快い そしてないすなサービスのスタッフさんを初め お客様 皆々様 
ありがとうございました。皆さんのおかげです。