酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

祈るということ

一万人で乾杯プロジェクト

マイスさんのラベル 大好評。私も大好き♡

マイスさんのテーマは祈りです。

祈ることしかできない己を己で逃すことなく
向き合いながら、与えていただいた色の仕事をこなすのです。
祈りの色とは、行き場のない怒りや果てしない悲しみも、
織り込んだものだと思ってる。

f:id:ogawa-sakeshop:20210910133834j:plain

ある大切なひととのやり取りの中で、やはり祈りの話になりました。

そして祈りってなんやろうと調べたら、京都府立医科大学の棚次先生のフォーラムに・・・ええ話でした。お母ちゃんと毎日しているヨガも祈りやと思います。

いきいきと生きている人は自然と祈っているのです。自然界の事物がみんな仏性を持っている。ばらばらに分かれてみえているけれど、全てはひとつの生命につながっているということです。
 
肉体によって個が別れているようにみえるので、生きていると孤独を感じたり孤立感を深めたりさまざまな問題が生じています。ところが、祈るたびに自分と他者が心では繋がっているということが、再認識される。私も、他者も根源から放たれた同じ光だと理解できる。だから他者との争いは意味をなさない。するとこの世界は平和になる。
 
霊性とはスピリチュアリティともいわれ、仏教では仏性になりますが、私たちは仏性をもともと持っていることを自覚するということです。私たちは生命の根源から放たれた一筋の光のようなものです。光であることを自覚するということです。これは祈りの実践をとおしてこそ、この自覚が深まっていく。真言宗の場合、大日如来と自分が一体であるという自覚です。大日如来という根源的な仏が自分のど真ん中に鎮座している。自己と超越者がひとつに結ばれることです。
佐川美術館での個展を終えはった昆虫写真家 切り絵作家 今森さんも、最終は祈り。
仏像を心の目で撮れるようになることやそうです。
私も酒屋という職業をいただいたので、大自然→米→神さんの力と人の智慧でできたお酒を祈りを込めて売らせていただきたいです。