酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

馬皿・・バサラ

神戸の馬皿(バサラ)というギャラリーに。ぜったい明美ちゃん見とき!これはもう明美を呼んでる!という熱いお誘いにより、ひょんこひょんことMさんと。隠れ家のような素敵なお家。しつらえも音楽もおいてある焼き物も染物も椅子も土壁も灯りも暖炉も・・・・なんともいえない空間がそこにはあった。そこの母娘さんの気品あふれるものの言い方たたずまいは、白洲正子さんのように一朝一夕に出来るものではないと感じる。ええもん見て育ってきはったんやなあ。でも傲慢さはゼロ。ほんまに謙虚なのでこちらは心地よい。そこで私らがであったのが素晴らしい梁。(なんとこの梁は震災のときに菊正宗から譲りうけたものらしい!)古木をつかった椅子や棚。Mさんは日記にも何回か登場している銀座ギルビーを髣髴させる、素晴らしいお客さんを常連さんに持つバーのママ。彼女の店ではカウンターを、そして小川酒店では陶器を置く棚を古木でいつか・・・と思っていた矢先だったので、ふたりともまさに時を得たり・・といった所。私たちは年齢を重ねるにつれ、時が刻まれることで味わいもより深くなっていくに惹かれてきていたのであった。ええ木に出会えますように・・・・

馬皿で買い求めたお皿。うふふ・・・お気に入りや