酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

萩の露一色

Kさんより電話あり・・・・萩の露うすにごり ありますかとのこと。何度かご来店されて、お酒のことを逆に色々教えてもらえる嬉しいKさんが、秋の利き酒会でえらく気にいらはったこのお酒。私は正直な所あんまり一押ししていなかった商品なので、逆に見直す良い機会を頂く。Kさんいわく、私には知識も何もないのですが、その日の自分を癒してくれるお酒がええお酒だと・・・何をおっしゃるうさぎさん。それで十二分そして、そんな方に飲んでもらえたお酒はきっと幸せもんやろうなあ。Kさんのええなあと思ったことのひとつ。利き酒会に行くとお気に入りをひとつ見つけるのが好き。またこういうとき大吟クラスばかり飲む人がいるけど、私は次に買い求めたいので、純米に搾って普段に楽しめるお酒を探すの。こんなすんばらしいお客さんがこれからの日本酒をささえ、育ててくれるんやろうな・・・

その後、萩の露さんもご来店。色んな面白い話を聞かせて頂いた。

私が侮っていた胡蝶の里の萩の露版がめっちゃ美味しいらしい・・・
里山もええお酒やけど、飯米なのでどうしても硬い。このお酒も、猪口に注いでからちょっと時間をおいて味をまろやかにして飲むとよいそうな。

さらに大吟醸 至福は3年、純米大吟醸 悠遠はなんと5年、吟醸純米も1年半は寝かせてから出荷しているということを聞いてびっくり

佳撰も侮るなかれ・・・是非普段用に愛飲して欲しいとのこと。料理にも少し入れることでお酒とお料理の相性もますます良くなると。

そして最後にいわれた言葉・・・佳撰といえども、可愛くないお酒はひとつもないんです。このお酒も可愛がってください。と愛しそうな表情でおっしゃった。

また夜には大阪高槻の萩の露上撰をこよなく愛してはる亀やの女将さんからも電話いただく。私の畑の作物と滋賀のお酒で一席やりまひょ・・・やて。
うわあ・・うれしいけどでもでも・・・どきどきや。

今日の色は萩の露。ええお酒に出会えたことに感謝