酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

萩乃露 呑み切り

萩乃露さんにて呑み切りがありました。

お噂はかねがね・・やけど初めてお話させてもらう酒屋さんやお馴染みの酒屋さんなど数件の酒屋さんと一緒に・・・

利かせて頂いたのは 原酒(未出荷)22種類と市販酒10種類そしてリキュール2種類。

ここのお蔵のお酒は全体的にやわらかい味わいやなと思います。専務さんや中倉杜氏のお人柄やろか・・・ 吟醸も香りも落ち着いていて味わいもなめらかで柔らか・・・山廃も不老泉とはまたちがった魅力の まあるい味わいに感じました。また超辛口の青ラベルも 麹米に山田錦 掛米が吟吹雪・・という 絶妙の組み合わせによりまして 甘味や旨味も奥に垣間見える、味わいの幅のあるいろんなお料理をうけとめてくれる 私好みのお酒でした・・・。

上撰くらすも佳撰くらすもそれぞれにレベルが高い。そして 違う味なのがおもしろい。お蔵によってはアルコール度数のちがいでタンクが一緒というところもあるけれど、ここは麹米が上撰は吟吹雪で佳撰は玉栄と お米も違うし造りも違うそうです。今年は生まれなかった佳撰のむろか生原酒の搾りたて・・蔵内原酒もあとに引く人気酒で懐かしいけど、今回利かせてもらったときは 原酒よりも市販されているほうが 味もこなれていて 加水されているので 安くてまろやかて日常たのしめる感じがします。

吟醸純米の山田錦はほんまに上品でばらんすよしや。いっつも朝市ではおとなしいがゆえに売れ行きはかんばしくないけど それとこれとは別。ええお酒やなあとしみじみ思います。あの辻さんも ついこないだいたく気に入ってはったのを思いだします。

そしていっちゃんの高得点をつけたのが、純米大吟醸の50%精米。これはすんばらしい味わいでした。今日のほーむらんです。

その後の懇親会には参加できず残念でしたが、これから酒屋さんとの関りも増えていくことになりそうで これは楽しみです。皆さんそれぞれに一生懸命にお酒に取り組んでおられてむっちゃ好感がもてました。滋賀の酒蔵みたいに一緒に切磋琢磨していけたら嬉しいなあと思います・・・・といいつつ 足をひっぱらんように ついていけるように こらがんばらにゃ

福井さん 貴重な体験をさせていただきありがとうございました。