酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

琵琶の長寿

あひるちゃんに琵琶の長寿のお酒を頂いた。このお酒は家には置いてへん。でもずっと心にあるお酒。最初冷やで利いたときはふうんってかんじ。ところがどっこい燗したらおおおおおおっと化けた。しかも燗冷ましがまるで不老泉中ぐみや。長寿さんと懇意にしてはるYさんにメールしたら、今年の琵琶の長寿さんは違います・・とのこと。これまでの柔らかい酒と打って変わって、香り、何より味の深さと幅が違うんやて。でも私はこれ以上お蔵さんを広げられへん。ちゃんとお付き合いしたいし、お付き合いした以上ちゃんとお酒とそしてお蔵さんと向いあって行きたいので(なんか恋人みたい中途半端にはしたくない。でも旨かったなあ・・・・

またYさんから明日のお酒の会にも良いアドヴァイスを頂いた。
「滋賀のお酒は個性が強いので、飲む順番によってその個性を殺してしまいます。料理に合わせて、順番を考慮して出していく案には大賛成です。強いて言えば、酒が相当好きな方達とのことなので、蔵の力が判る普通酒をあえて織り込んでみたり、古酒人気が根強い東京市場で人気上昇中の、近江の誇る績さんの赤ラベルなどが入れば面白いかな、と思いますが・・」などなど。さすがやなあとパソコンの前でうんうんとうなずく。私はこのYさんも師匠と仰いでいるけどでも、酒好きに上下関係はないというのが本音ではあります・・と心あたたまるお言葉を頂く。このごろほんまにそう思うんやけど、ほんまもんはえらくなればなるほど頭をふかく低く垂れはる。そんな人にお出会い出来たことがすごく嬉しい。ありがとうございました。


ちょっとニュース。お世話になっている姉御の新居が建築士会会長賞に選ばれたそうな。おめでとう!!!私は姉御の家にもほの字。なんか自分が受賞したみたいに嬉しい。