上原酒造の初吞み切りがありまして、江戸から姉御が来滋賀。
で姉さんが来滋賀のきっかけとなった 琵琶の長寿さんへご挨拶にということで 呑み切りの前に私らもご一緒させていただきました。
おかあさんがやはりました。
なんと素敵なお母さんやこと・・・
先代の社長が亡くなられて以来 息子さん浩久さんと一生懸命このお蔵を支えて来はったんや。
お話しを伺っていると、謙虚で感謝の気持ちに満ち溢れてはって。
お酒に対する想いは強く深く。
噂通り、蔵元杜氏である浩久さんは、全くおひとりで お母さんさえもお蔵に入れてもらえず 四季醸造にてお酒を醸してはるのや。
噂では 取り引きのある酒屋もお蔵には入れはらへんそうで、また ほとんどお酒の会で姿を見せはることはないので、仙人とも言われている浩久さん。
亡くなった先代の社長も浩久さんも へんこなんやて。ちょっこし 謎めいていて素敵素敵。
そして、そのお酒の種類は かなりのもの。
無農薬あり、鯉農法あり。超辛口+20に冷凍酒なんてものもありました。
試飲させてもろて、一番の好みは蔵人でしたが、姉さん曰く、ここのお酒は秋を過ぎてぐ~と味が載ってきて、お正月頃に不思議に美味しくなるそうです。
今日はお母さんにお会いできて嬉しかったです。
そして ここは小売りもされているので いわば小川酒店と同業ともいえるのやけど、このお母さんのような酒屋になりたいと思いました。
これからも 良いお酒を造って行ってください。先代の社長が 天国からきっと見守ってはると思います。
ありがとうございました。