酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

構造改革

父が入院している3ヶ月の間に母と小川酒店構造改革をした・・・けど、お父ちゃんが元気に帰ってきて、それが見事に音を立てて崩れた。白鶴やら大関やらのナショナルブランドをすんませんが撤退させて、絞り込んだ商品展開をするつもりやったんや。けど年老いてしまったと悲しかったお父ちゃんが、いま生き生きと店の商品を並べている。職場体験実習の子供たちがせっかく並べてくれた冷蔵庫も元の木阿弥やけど・・・・私たちの構造改革は終わったけど・・・・その代わりに元気なおとうちゃんの姿が面白いほど見られる毎日。日に日に元気とパワーを取り戻していくお父ちゃん。少し前なら腹を立ててバトルがあったかも知れへんけど、今はお父ちゃんの元気な姿がとても嬉しいからまあええ・・・と笑える自分がいる。もうお前に任すなんて言われたら、自信もないし商売一筋にがんばってきた父から酒屋を取ったらきっと生きる張り合いもなくなるんとちがうやろうか。そう思うと鈍くさい私と一緒にこれからも死ぬまで現役でがんばって欲しいな。私のようなこまごまとした仕入れではなく、大きい仕入れで私と母はびっくり。でもまあええまあええ・・ぼちぼち行きつ戻りつ変えていったらええんやと落ち着いて言える私は、歳をとったのかなあ?というか良い歳を重ねてきたんやな・・という事にしまひょ。