酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

もっと悩みなはれ

夫は仕事の関係で、ある人物に出会った。その人は50歳前の老舗旅館の主。実はその旅館は数年前に火事で全焼してしまい、再建しようかそれとももうこのまま旅館を閉じてしまおうかとても悩まれた結果、4階建ての新しい旅館を再建された。ものすごい賭けだったけれど今その旅館は今、とても順調で、素晴らしい旅館として皆に愛されているらしい。その主は言った。「皆 悩みなはれ」。今、仕事でうまくいっている人たちは、皆必ず悩んで悩んで・・・・それもくよくよ悩むのではなく、笑いながら前向きに悩んで、どうしたらええか工夫しておられる。「とにかく皆はん悩みなはれ」そのことばをその方は繰り返しておられたんやて。
実は朝市の暮らししっく広場の当番で、あるおばさんが「浜大津は何してもぱっとせんなあ。朝市もそうや。もっともっと工夫せなあかんんで。」とおっしゃった。せっかく一所懸命しているつもりやし、お客さんもついて来てくれはっている朝市やなのになんちゅうことを・・と最初はムカッと来た。でもよう考えてみたら20回も越えて朝市全体としてみたらマンネリ化してきてるかも知れへんな。朝市の運営委員会はボランテイアで成り立ってるけど、でもせっかくこうして関わっているんやからもっともっとこの主さんのように悩まなあかんときかも知れへんなあと思った。いろんなことを想像力を働かせながらうきうきしながら工夫して行ったら夢がエネルギーになってそしてきっと何かが変わっていくのと違うやろうか?
小川酒店もおんなじや・・・もっと悩まなあかんな