酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

花の東京へ

ずっと会いたい、行きたいって想い続けていた東京のお店3件。とうとうかないました。思い続けたら叶うもんなんですね。カリスマ的お酒屋さんと居酒屋さんそして雑貨屋さん・・・・・みな地下鉄沿線。まずは関矢酒店。地下鉄稲荷町駅からちょっと。3時間あまりも宝もんのようなありがたいことをたくさんたくさん話してくれはった。

お酒屋さんとして、儲ける事だけを考えるのではなく、日本酒文化の継承のため・・また日本酒業界を元気にするために、日本酒プロデユーサーとして様々な貢献してはるきらきら輝いている人。関矢ブランドのお酒を立ち上げ、オリジナルのボトルやラベルを工夫し東急百貨店でお酒の個展も開催。(このことで数件の酒蔵が、厳しい氷河期の時代を生き残ることができた。)今息子さんにこの大変やけどすばらしい世界を伝えるためにしていることは、接客のこと。はるばる来て下さったお客さんに心から感謝の気持ちを込めて姿が見えなくなるまで礼を尽くすこの気持ちが大事。(今お付き合いさせていただいている蔵元さんは正にそうや。)どうやったらお客さんが本当に喜んでくださるのかをいつもいつも、考えていかなければならない。置いているお酒には自信を持って、でも謙虚な感謝の気持ちを忘れないことがとても大切。文化=カルチャーとは耕すという意味。じっと時が来るのを待っているときも、動き出すときもいつも心を耕していきましょ・・・・
毎月一回、仲間と飲み会をしている。新しい商品が出たらノーラベルで仲間にそれを利いてもらって値打ちのある商品なのか価格も含めてヒントをもらう。また今扱っているお酒がどんな状態であるかを知ることができる良い機会・・これはずっとこれからも続けて行きたい。
冬の仕込みの間はほとんど蔵に行きっきりで、家族にも苦労をかけたし投資もしたので残すものは何もないけれど、ただひとつ人財産だけはたくさん残すことができた。でもこれは何よりの大切なかけがえのない宝物である。
感動しいの私は、感動しまくり・・・関矢酒店さんはなんと20年位前、図書館で関矢さんの本「お酒に乾杯!」を見つけて、日本酒を頑張ろうと思ったという深いいわれのあるお酒屋さん。まさかその関矢さんがYさんとつながっていたなんて・・・これもご縁や。そのおかげで今回の東京行きが実現した。生の声を聞くことができて本当にうれしかった。