酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

よしだあきこさんの個展

パンチさんのご縁で、はるばる豊中から朝市にお越しくださったイヌガオさんことよしだあきこさんが、年に一回個展をされています。

どうしても行きたくて、久しぶりに大阪谷六のエンクルまで小旅行。

お着物で出迎えいただいたイヌガオさん、素敵っ!

そして味のあるお櫃の上に、なんとあの あひるちゃんの本が!(ここはかなりメインの場所やで)。

で、くつろぎスペースには心惹かれるぐい飲みが昔の駄菓子屋さんにあったようなブリキのケースに入れてあって、そしてその横には横には不老泉生原酒14BYやおまへんか。

ロボットをモチーフにしたいろんな楽しい作品(・・素材は針金・木・陶器)がありまして、さらにそのロボットの形をした本棚や骨董のたんすには、大橋歩さんの着物の本。上原浩さんのお酒の本。憧れの女流陶芸家 ルーシー・リーの本。絵本挿絵画家武井武雄の本。石井好子のオムレツとシャンソンの本・大阪の民博で開かれたアウトサイダーアートの展覧会の本。(先日私も気になっていた写真家も出てはりました。認知症のお母さんが素晴らしい被写体となって話題を読んだ本。パンを顔に撒きつけて歩くイベントにはイヌガオさん自ら参加されたそうです)。私の中のあるツボをきゅんと刺激してくれる本がずらり。

もともとデザインやもの造りがお好きやったイヌガオさん。今は違うお仕事をしながらも、こつこつとユニークな作品造りに取り組まれています。こういったことには興味津々の私ですのでお話は尽きません。

お酒・着物・デザインなどなど・・・いろんなものがちりばめられていて、そしてそれぞれが響きあうこんな個展は初めて。お話うを伺うと、異業種交流会で知り合ったメンバーがこのご縁を何かの形にと・・いったことで始まり、今年で6回目なんだそうです。

不思議な楽しい時間でした。何かが私の心の中でふつふつと・・まるでお酒が発酵するように生まれていく感じがしました。

この個展、次回は滋賀の酒蔵でやってみたい・・・と夢を語られ、日本酒大ファンでもあるイヌガオさんと面白いものが作れたらうれしいなあと思った私でした。