酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

45(よんご)

柴屋町というところ(辻さんの店の辺り)はかつては大阪の新地・京都の先斗町のようににぎわっていた花街でした。あの鬼瓦(ごめんおとうちゃん)の父も、若いころは着物を着て謡を習いに柴屋町に行ってはったらしいです。今はその町も寂れ、どんどん灯が消えていっています。

が、今もええ感じのまま店をやってはるお店があると辻さんのお店で聞きましたんや。それも辻さんもMさんも20代のころよう通わはったらしいそのお店は45(よんご)・・フォーテイファイブ。

私も誘っていただき 行きました!なんか30年くらいワープしたみたい。昔懐かしい音楽が流れていて、ご年配のお客さまも品のあるかたがたばかり。ここのままは2ヶ月に2週間ぐらいだけ店をしていて、それ以外は横浜で主婦をしてはるんやて。


いつぞや書いた銀座のギルビーのままや私の大事な友人大阪真央のままを彷彿させる、素敵なままさんでした。ままはふっくらとして穏やかで聞き上手・・なんかまた来たくなりました。
カンパリやドライマテイーニなんか飲んだん何年ぶりやろ?そんななかで吉田酒造さん浪の音さん上原さん・・・の話で盛り上がったのもいとおかし。Mさんは言うてくれはりました。湖西だけでもこんな個性あふれる蔵があるんや・・そして鈴正宗やろ・・・・これらを大事に大事にしていきなはれ!と背中を押してくれはりました。

有難うございました。なんか嬉しい夜でした。こんなところで良き文化は育っていくのと違うやろうか。それにしても値段もレトロ。おっとが5杯私が2杯飲んだのにたったの3200円なり・・・・大丈夫なん?