酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ときめく比叡山坂本 2014秋

昨年に引き続き ときめく比叡山坂本 2014秋 
永遠なる鼓動を未来へ・・・のイベントが 行われます。

実は夫がこの企画にかかわっておりまして、そのおかげで 山王祭を深く知ることが出来たり・・とにかく 小さいころから知ってるのにけっこう知らんかった坂本の魅力をこの齢になって再発見している昨今。

昨年は楽しみにしていたのに 救急車に運ばれてご入院中やったので、今年こそは行くつもり。

イチオシは宮本祖豊師の特別講話。宮本祖豊師は比叡山三大地獄のひとつ 掃除地獄 12年籠山行をしはったすごいお方。これは動の回峰行に対して 浄土院で宗祖にお仕えする静の行。おっとは実際に逢うたんやけど、ものすごええひとやったそうです。

あともうひとつは、書師 秀蓮さんのライブ書道。今回の企画の題字も秀連さんの字で むっちゃ素敵なのです。どっかで 見たようなと思てたら川島酒造の宙・凛の字が秀連さんの作品やったんや。

さらに濱三津夕子さんらの日本舞踊。辻一さんのある柴屋町はかつて井原西鶴の「好色一代男」(1683年刊)にもその名を残す東海随一の宿数と規模を誇った大津宿の郭として京都島原、大阪新町などと同様ににぎわう花街やったのです。

そののち衰退していきましたが、夕子さんとあと一軒のみが お茶屋文化を継承し また後継者を育成したいとの想いでがんばってはります。その夕子さん いつぞやこの企画の打ち合わせに小川酒店にきてくれはってびっくりしました。なんとも品のある華のあるひとやったなあ。舞妓芸妓を経て10年間も島原で太夫をつとめたかたで びわ湖に魅せられて柴屋町 濱三津から夕子としてデビューしはったのでした。 

ほかにも大蔵流 茂山良暢の狂言やら 林家染雀の落語やら 色々盛り沢山。

今日もひよっさんに行ってくるわといいながらご出勤。お仕事やし大変やろけど 羨ましい。お天気もええし ちょっと紅葉もはじまりつつあり 日吉さんも延暦寺も美しいやろなあ…羨ましがってんと、私もしごとがんばろ。


秀連さんの題字!こんな素敵な字やと ぴしっと全体が引き締まります、