酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

これからもお元気で・・・

けい子さんは、ずっと長いお付き合いの居酒屋さん。ところがそのけい子さんのママが脳梗塞にならはりました。でも、症状は思ったよりは軽く、わからないくらいの・・・少し左半身に麻痺が残る程度まで元気になってくれはってほんまに良かった良かった。でも店を一人で切り盛りするのは難しく、この度 お店をたたまはることになりましたなので、サーバーとかを引き取りに伺いました。

けい子さんは会話もリズムがありおもしろいし、さらにお洒落で別嬪さんの素敵な女性です・・・・若い頃を知ってはる朝市運営委員のIさん曰く、中学時代は成績優秀スポーツ万能そして別嬪ということでマドンナ的な存在だったそうな・・・今のけい子さんを見ていてもうなづけます。

そんなけい子さんの店にはマリリンモンローの大きな写真が飾られていて・・・そんなお店が無くなってしまうと思うとなんか・・・寂しさがこみ上げてきます。

一方、一番びっくりしたのが本の数!!けい子さんは本の虫だったそうです。さまざまなジャンルの単行本が百冊以上!お客さんにも気に入った本を差し上げてはったそうです。きっとけい子さんの機知に飛んだ会話の裏には、このものすごい量の本で培われた知性が隠されてたんやな。

有難いことに脳梗塞の人によくある言語障害は全くなく、前の通りの元気なしゃべくりで、「私は口だけな達者やで~」を笑ってはりました。

これからは体に十分気をつけられて、またちがった人生をゆっくり歩いていってくださいね。けい子さんにお出会いできて幸せでした。ありがとうございました。