酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

今月の朝市は大治郎と一博!

ということで、お蔵に伺いました。

ここは今時珍しい泡あり酵母・・・・なんか見ていてとっても幸せでした。なんか泡あるほうがええんですわ・・・やて。私も同感です。なんかわからへんけどええのです。


まず新酒・・・・やっぱりうすにごりはおりが新酒の荒々しさを優しく包んでくれているので、今もう飲み頃。大治郎の純米と純吟はうすにごり で行くことに決定!純米はぬる燗にすると飲んだ後にええ意味の辛さが出て、おかずが欲しくなりましたが、純吟は燗するとバナナのようなあの香りが無くなってしまったのでこれはひややなあ・・・・博はまさに搾った処でこれはまだ若い!のでとってもすばらしかった1年もんで行くことになりました。この燗は姉御が笑いました美味しい!

新酒の後は、熟成もんや工業試験場の酵母も利かせていただきました。工業試験場の酵母は大治郎らしくなくてちょっと違うかなあって思いました。同じ純米吟醸酵母でも年によってほんまに違いました。

大治郎は長く扱わせていただいているのに、純米大吟醸が9号酵母であること。
純米吟醸が14号と9号があることを知りませんでした。で、私としては9号酵母が好みでした。

2年もんの大吟醸がものすごものすご美味しかったです。これはまだ商品化されていないとのこと。これは押さえておかなければ・・・・

大治郎さんも中沢さんもほわんとしたお人柄で、それがお酒にもよう現われています。が、それにしても同じお蔵で同じ材料で仕込んでいるのにこんな違うお酒に仕上がるんも不思議不思議。大治郎らしさと一博らしさがちゃんと主張してはりました。お二人とも、年々お酒に対する工夫や思いは膨らんできているのを感じます。これからもらしさは失わず、でも自信と誇りを持って美味しいお酒を造ってくださいね。


今日は谷内さんという杜氏さんにお目にかかれたのも
社長さんにカメラに収まってもらったのも

お忙しいところとても丁寧に対応してくださって有難うございました。
朝市がんばりまっせ燗すけも大活躍しそうです