酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

利き酒の巻

さて お蔵を案内してくださったあとは 利き酒たいむ。
ずらりとならんだお酒・・・他のお蔵に比べてとてもシンプルな種類やと思ってたけど こうやって並ぶと結構な種類です。
左の搾りたてほやほやより やっぱりちょっと落ち着いた方がええな。

新酒と1年もんと火入れもん・・火入れもんは2007年のもありまして それは純米大吟醸純米吟醸。それと前にも聞いていた2007年の山田の特別純米。結局この後山廃も産まれたので このお酒はこの年のみの幻のお酒となったわけですが これは女将さんいわく上~~~~等のメープルシロップみたいな美味しいお酒でした。あとわずかやそうなので ゲット!しました。

翌日からかむなびさんでは 大治郎特集をしはります。で 女将さんとても楽しい可愛いひとでして、大治郎さんにお客さんに何を表現したいですか?と・・・さすが女将さん・・結局これは蔵元さんに聞くものではないやろ・・・みたいな感じでうやむやにはなりましたが 私にとっては興味深い、ぜひ聞きたい質問でした。かむなびさんのようなお店で特集を組まはる場合 他とは違う大治郎らしさ・・とは何ぞや・・・は だいじなのやと思います。

あと山廃の火入れもとても素敵な味になっていました。杏っ子さんのお店は餃子鍋のお店なので いつもは純米を配達させてもろてましたが、この山廃を気に入ってくださったようです。


これ・・・・・ええわ。

大治郎さんの根幹は純米吟醸やそうですが これは14号と9号の二つの酵母を使てはります。おもしろいように 14号は新酒から飲み頃で 9号は大器晩成型・・・今は若く硬くこれは秋に向けて出すお酒でした。

またここは やぶたで搾らはるのですが 純米大吟醸純米吟醸の一部は首吊りしはりまして そのときのおりを後から絡めたのものがうすにごりとなります。なのでうすにごりは ちょっこし上等のおりが入っているということになります。

料飲店さんとご一緒すると また違う気づきがあってとても楽しいです。実は今月もう一度 お客さんをこのお蔵にお連れします。これもまた楽しみです
楽しい時間を 大治郎さん一博さんかむなびさんご一行さん(燗の美穂さんのべっぴんのスタッフもご一緒でした) 杏っ子さん ありがとうございました。