酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

天地の唄

 「野良師」(「野」を「良」くしたいという想いと、のらりくらり、に通じる語感が好きで命名)こと前田君が、沢山の繋がった人たちと、土を耕して刈ったお米で醸されたお酒「天地の唄」が入荷しました。

「天」の音色と「地」の鼓動をお米に刻みこむのが仕事やという前田君の周りには、どんどん楽しい音色のきこえてきそうな・・・・そして土の匂いのする人々が集ってくるのです。

私はたったの一回・・・何もせんと収穫祭だけ琵琶湖一周自転車の途中に参加させていただきました。その時に食べたおにぎりの美味しさと、集まった人たちのあったかい空気は今も脳裏に静かに焼きついています。

楽家手芸家よんちゃん、ちいさな郵便配達のおうきくんとけいちゃん、中国茶のいちこさん、手造り石鹸作成家そして「今にも生まれそう!」のsallyちゃんふぁみりー、あひるちゃん、ひよこ魔女さん・・・知ってる人もいっぱいこのお米造りには関わってはって、ものすごい想いの集積したお酒やと思います。

富田さんと話していたら、「今までの七本鑓よりなぜか優しい味わいなんですわ。きっと優しい想いがこのお酒に込められてるんでしょうね。」とのこと。

先程話したところによると、なんともう生は完売とのことです。で後は火入れ。なんせタンク一本だけですから。

小川酒店にも生はあとわずかとなりました。

さすが越前屋俵太さん、力強い字ですなあ。