酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

招徳

滋賀の蔵ばかりでなく、他の蔵も行ってみようやないか・・・ということで、姉御とあひるちゃんとで伏見は招徳酒造さんへ。若い女性 大塚さんが醸造責任者(杜氏)とならはったということで評判のお蔵。

ところが話してみるとなんとご実家が大津!縁はいなものです。


上がコメを蒸す機械。下がコメを浸漬する機械。

やっぱり伏見はごっつい!いろんな機械も中途半端やないです。

ここ招徳は1500石。というと滋賀ではかなりの規模やのに、伏見では小さな蔵になるそうです。

若い女性が責任者ということで、きっとかなりのプレッシャーだったと思いますが、
いろんな方の意見を仰ぎながら真摯にお酒造りに関わってはることがよく伝わってきました。

京の琴という酵母で仕込んだ純吟は滋賀のお酒とはかなり違いました。

初めて挑戦された1年ものの生もとは
メールで沢山のやり取りをしながら苦労しはったお酒です。

今回のお酒の会で使うゆずリキュールは、ラベルも味も
甘さもスッキリしてこれからの季節にぴったりです。

大塚さんは、含み香の豊かな味のあるお酒をつくりたいと凛とした表情で言うてはりました。これからがますます楽しみです。

こうやって外の蔵景色を見るのもまたええ刺激になりました。姉御ありがとうございました。