酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

雪室

今年も 高島市 雪利活用推進協議会 による雪室(高さ5メートル直径15メートルやてっ)の季節となりました。

昨年サツマイモや葱は腐食しあんまり・・やった様子で、今年は甘みを増したと好評やった、お米や柿・栗・ジャガイモ・フナ寿司・お酒などが入れられました。

そしてお酒は琵琶の長寿さん、不老泉は寿扇とアドベリー、竹生嶋はヨキトギという私の大好きなお酒が入れられたようです。

正直者の藤井君は、昨年の雄町は雪室ではないほうがええ熟成をしたというてはりました(内緒です)。冷蔵庫の微妙な振動は、お酒にはある意味良いのかもしれません。

が1度くらいの温度と75%の湿度を保ち、鮮度を保ちつつ独特の熟成をする雪室は、なかなか興味深いものがあります。研修には持続可能経済研究所(京都市上京区)の嘉田良平代表が講演・・・・。「雪を冷熱エネルギーに使うことで省エネルギー二酸化炭素削減に役立つ」・・・まさに今のこの時代にマッチしたええ試み。マイナスイオンを発生させるために、酸化防止効果もあるようです。新潟でも同じような試みをして地域活性化を図ってはる、雪だるま財団、利雪技術アドバイザーの方々とも意見交換をしながら、進められているうきうきしてくる事業でした。高島町は雪が少ないので、合併を生かし雪の多いマキノや朽木で野菜や米を貯蔵すればかも。

また雪の多いところでは、マイナスイメージに捉えられていた雪が、発想の逆転でラッキーな存在になったり・・・また無いものねだりではなく、有るもの生かし・・・になったら、地球にも優しいし素敵素敵

同じ方向を向くことができる心ある人たちが、また繋がって繋がって・・・・・ええ感じやな。どうぞおいしく熟成しますように・・特にお酒