酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

めがね橋 伊東屋旅館

今回の宿は伊東屋旅館、私が参加できなかった益子ツアーの宿がかなりぶーやったらしいので、みなさんどきどきしていましたが、どっこい、素敵な旅館でした。

私ら焼き物旅行15人さまでこの旅館は満員・・・・


お風呂からもお部屋からもすばらしい窓景!!下はクレソンが群生するくらいの美しい渓流・・・上は見事な山つつじ。そしてさらにその上に目をやりますと、めがね橋を鉄道ファンの隠れた人気ものローカル列車JR日田彦山線が、1時間に1本通るのです。ものすごい山間なのでその電車が見られるのはほんの3秒・・・なので余計に貴重で、お風呂もその時間に合わせて入ったり・・・・少し散歩に行くと、このめがね橋がみられるのでやっぱり時間に合わせて散歩にいったり・・・・その散歩の気持ちのよいこと。ほんま山奥・・・や。




ちょっと鈍しまして列車を撮り損ねましたが、この上を列車が走るのです。

お食事は女将さんの素朴でやさしい独活や蕨などの心尽くしの山菜料理。蓬餅の中に山芋が入ったお饅頭とか、山芋の茶碗蒸しとか・・・・鯉のあらいや鯉こく、なまえは忘れたけどこの土地ならではの川魚もあり、ご飯も一日目は豆ご飯、二日目はむかごご飯。沢山の美味しいお料理にお腹も心も豊かに満たされました。摘んできた染料になる草を部屋に置いておいたら、そうっと水にさしておいてくれはったり・・・そんな心遣いも嬉しかったです。ありがとうございました。九州訛りもいとおかし。心に残ることが仰山ありすぎて、なんかもったいない幸せな旅行でした。