酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

ゆめふうせん企画 お酒にあう行楽弁当第5弾 続

今回のお酒は北島酒造の純米吟醸 本生でした。恵美ちゃんのすごいのは、ちゃんとそのお酒を前もって味を見てかなり吟味して吟味して・・・そしてメニューを決めはること。そこまでする料理人はなかなかいないと思います。それとあひるちゃんから差し入れの大治郎の渡船純米吟醸。さらに浪乃音さんから届いたサンプル 特吟という60%磨きの山田錦の新商品。

今回お酒に合わせるということで、お料理は幾分薄味にしてありますが、ちゃんとだしをとって味付けしてあるので物足りなさは微塵も感じず、逆にお酒がどんどんほしくなりました。

また不思議なことに、多分こういったお料理には複雑な縦横に広がる感じのうまみの渡船は合わへんやろうな・・・・と思っていたのに、あれれ・・・・ものすご合うんですわあ。しかも、北島と印象が似ていてあひるちゃんと思わずどっちやったやろ・・・・というくらい、きれいな感じになっています。やっぱり渡船は摩訶不思議。

北島の純米吟醸は、軽い口当たり。程よい香りが吟味と調和していてすっと切れる後味もとても好感が持て、今回のお料理をとても引き立ててくれました。あたらしい北島の誕生・・・まさに辛口の食中酒です。

浪乃音さんの新顔、特吟もそれだけで飲むよりもお料理とあわせたら、どんどん魅力的になっていきました。これはキンキンに冷やすよりも常温くらいの方がええ感じに思いました。

話はお料理に戻りますが、えみちゃんは数字にこだわらずその度毎にちょっとなめて味を確かめるという事をしていけば、必ず腕はぐんと上がるというてくれはりました。味を見る時は、お酒と一緒で水で口の中を洗い流してきちんと五感を研ぎ澄ませることが大事。

ヒガシマル醤油ほんだしなどと共に大味に育っているうちの家族と私なので、元の木阿弥になるかもしれへんけど・・・・・でもでも、今一度原点にもどってがんばりましょ!

まずはお米の研ぎ方の熟練、そして出しパックを使わず出汁をちゃんととる!!ちゅうことをやりましょ・・という事で、早速ご飯がんばりましたえ~