酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

吉田酒造のお酒

時々あるんやけど、姉御から興奮の電話が入りました。「雪花の2006年まだある?とっといてな!」雪花2006年を30度くらいのぬる燗にしたら抜群においしい!しかもそれから徐々さめていくさまも素晴らしいんやて。
時たまかかる姉御の電話のお酒は、今までの経験からしてまず間違いありませぬ。

続いて このごろ新鮮なお酒情報を下さるTさんより。
つい先日 蔵訪問に行かれたのです。

竹生嶋大吟醸熟成酒がすごく印象的でした。無理なリクエストかと思いきや、気前よくさっと手早くぬる燗に仕上げていただき、最高の状態で試飲させていただいたのですが、とろみさえ感じる熟成甘味の第一印象から、急展開して無愛想なまでの潔いキレで間をとらせ、記憶に訴えて後をひく…。そんなちょっといかした感じの珍しいお酒でしたよ。驚くまでの雑味のなさ・・・・・こんな熟成酒もあるのかとびっくりでした。吉田さん。とてもpopでそして真面目、やはり人ですね。勉強に終始した素晴らしい蔵訪問でした。

さらに箱根の向こうから Yさんより・・・・

花嵐・・・香りは毎年の花嵐より少し辛い香りがしているように思います。
含みは、濃厚で甘く、口の中で転がしますと、いつもより粘度が高いように感じました。
米の味も強く感じられました。味わいそのものは丸みがあります。
その後は、吉田さんの酒らしい、堅い苦みがしっかりと残っています。
熟成を期待させる後味でした。夏を越した頃にも味わってみたいと思います。
湖西のお酒を口に含むと、優しい水の香りが、ほっとさせてくれますね。

本当に今年の花嵐はいつもと違います。薄桜のぴんくちゃんみたいにも思えます・・・・秋上がりも楽しみ

いろんな方からのそしていろんな所からの熱いメッセージ、とてもうれしいです。
こんな一つ一つの言葉が小川酒店の宝物です。ありがとうございました。

私は今かじや村にも、結構はまっています。吉田酒造さん ええ感じや・・・・・な