酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

吉田酒造の巻 辛口純米!

秋晴れのもと吉田さんの蔵へ・・・・
車からおりると、ものすごええお天気!もうこれだけで幸せいっぱいになりました。そしてこんな素晴らしいところでお酒を造ってはる吉田さんのお酒、まずいはずがない!!いえいえ絶対美味しい!と確信したのでした。

12月は恒例の竹生嶋搾りたて笊越しのお酒を、姉御が早朝より運んできてくれはります。なのでメインは決まっているのですが、サブメニューを決めにいきました。

驚いたのが竹生嶋の辛口純米!新酒の時に研ぎ澄まされた日本刀やったお酒はちょっと変貌を遂げておりまして、むしろ1年前の辛口純米が吉田さんらしいほっこりとした奥行きのあるお酒に熟成していました。なので今まで2007年を店頭に並べていたんですが、変更して2006年のを並べましょ。2007年は裏の冷蔵庫行き。熟成待ちの冬眠です。もう一本の注目株は竹生嶋辛口純米火入れ。吉田専務さん、失礼ですけど愛しいくらいのどきどき顔でこのお酒を持って来はりました。冷やとなんとも甘い不思議な香り。で私らは???。そして燗をつけるとこの香りが消えてお~っ。でもどこにでもあるお酒や・・・・。ところが徐々に温度が下がってくると妙に病みつきになる・・・そして何かおかずが欲しくなる魅力を醸し始めたのです。皆でこれええなあ、と一番に減っていきます。ということで今回の蔵訪問のぴかりと光る新商品となりまして、朝市にも百町館のイベントにも燗酒として使うことになりました。

もうひとつは2006BY雪花のうすにごり。いつもはクリームシチューに合う、やさしいほわんとしたお酒ですよとお売りしていたのですが、このうすにごりは奥行きがあるのでこってりしたお料理にもちゃんとあう包容力があります。しかも微発泡なのでこれからのクリスマスシーズンに喜ばれること間違いなし。しかも1升瓶で12本しかないという事なので、朝市用に全部頂いてしまいました。とっておきの朝市でしか手に入らないお酒です。

もうひとつ、内緒やけど両姉御が絶賛するかじや村のお酒の良さが、プリンスホテルの時にはいまひとつわかっていなかったので、こっそり・・・・注目していました。そして今日納得。冷蔵庫から出したてから時間がたつにつれてぐんぐん美味しくなりました。さすがこれも寿扇と同じく山田錦の実力なのでしょうか?両姉御のおっしゃる意味がわかりました。ほっ

ということで、今回の久々の原点蔵めぐりは、いつにもまして実のある時間となりました。姉御あひるちゃん、ありがとうございました!これで11月12月は

車から見える琵琶湖は思わず回り道してくれはるくらいに素晴らしかったし、電車から見える琵琶湖もまるで大きな映像を見ているみたい。最高の小春日和、いろんなお土産もんをいただいて帰路に着きました。吉田さん上原さん、おいそがしい時節に丁寧に対応していただき有難うございました。