酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

吉田酒造 蔵訪問 ぱあと2

続・・・・サブのお酒を決めるためにお酒を利かせてもらいました。

まずは雪花。私はええなあと思っていたのですが、姉御はおっしゃいます。あと2、3ヶ月おいたらもっと良うなる。「なんでそんなんわかんの?」・・・・お酒の声が聞こえるんや・・・・・やて。参りました。ごくごく30度くらいのぬるお燗をつけると若さが取れて キャラメルみたいな味わいが出てきて 牡蠣のグラタンや牡蠣フライやチーズフォンデユに合いますなあ。が、これはやはり後しばらく小川酒店で寝かせておいて、旬をむかえた春先に売らせていただくことに相成りました。12月の朝市は不景気とはいえ なんちゅうてもクリスマスにお正月。ちょっと値もはるのですが取って置きの日のお酒も望まれます。で吉田さんがこっそりお蔵から持ってきてくださったのが 花嵐 斗瓶取り。これは斗瓶の5番目。搾りたては固かったお酒がええ感じで熟成して まさに今飲み頃。ソメイヨシノではなく八重桜のようなしっかりした味わいのお酒。美味しい!!!しかも30度ちょいのぬる燗をつけるとクリーミーや。そしてビロードのような滑らかさ・・・さすが花嵐。これに決まりや。

後一本はきっとさぶいであろう厳寒の朝市。熱燗でいけるお酒・・・ということで、私はお初のかじや村の火入れもんを。冷のままやと酸が際立っていたのが50度くらいに熱燗をつけるといろんな味が上手にまとまって 湯豆腐やしゃぶしゃぶ鍋にばっちり合います。よっしゃ! 決定!

雪花のうすにごりも ぴちぴちしていてものすご美味しかったんですが、なんせざる漉しの初しぼりがばりばりの濁りなので朝市では売らせていただくのはやめまして、小川酒店でクリスマス正月用に置くことになりました。パーテイにシャンパン感覚で大うけすること間違いありません

というわけで5周年のお祭りでもある12月の浜大津こだわり朝市のお酒が決定しました。

超お忙しい中 吉田専務さんに姉御 ありがとうございました。