酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

合掌

この一年、ほんまにさまざまな事がありましたんや。

蔵元さんやお客さんの、あたらしい命の誕生は我ことのように嬉しかったです。

が、一方ものすご大変なことも仰山ありました。

で、一番ショックな出来事が起きました。友人の息子さんの突然の死です。

ものすご仲睦まじいええ家族で、食べることが家族で大好きやったので、料理人を目指して一所懸命修行をしていた、それはそれは親孝行の息子さんが、21歳の若さで突然なくなったのです。

まったくの不慮の事故です。

喪主であるお父さんは、必死で涙をこらえながら、「僕の自慢の息子でした。いえ、今もこれからもずっと自慢の息子です。形はなくなったけどずっとずっと僕の心の中に生き続けていきます。あいつは地味なやつやったけどええやつで、21年間の間に一生分の親孝行をしてくれたと思てます。」と、挨拶しはりました。

友人は、きっとこれからがよりつらい日々になると思うけど・・・・がんばって彼の分まで生きてほしいです。そばにいながら、何もしてあげられない自分がもどかしく、ただただ手を合わせて祈るばかりです。

ほんまに生きてたらいろんなことがありすぎるくらいあります。
折りしも、朝鮮朝顔がこの夏初めての花を咲かせました。合掌。