酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

かとうかなこクロマチック アコーディオン

むすびし水コンサートを2ヶ月前に控え、ちょっとでも多くの生コンサーに行って空気を感じたい・・・と思っていたら面白いようにコンサートのお誘いが。

染めの先生たちがやってはる高槻 十人十色企画の かとうなおこの
クロマチック アコーディオンコンサートに行ってきました。

6種類のアコーデイオンを使い分けはりまして、それぞれに大事の家族のように名前がついているのです。にょろきち ぴえこ こぴえ ピジコ いくら・・・で一番惹かれたのがおばあちゃんという喜寿を迎えるアコーデイオン。フランスに留学中、パリ郊外の蚤の市でようやっと見つけたアコだそうです。 蛇腹はノルマンディー地方のええ生地でなんとも美しい模様が・・・・表面はむちゃきれいなそして細やかな螺鈿。最新の技術を駆使したような演奏はできないし、またお年を召してはるので一回のコンサートに出番は一度だけ。まあ桂米朝さんのような存在。音色はノスタルジックで優雅な響き。待機している間 アコさん達は椅子にお座りになっているのですがおばあちゃんだけ椅子もレトロ
ご自分のことをうちと言わはりまして、これがまたええ感じ。イヌガオちゃんと同じく豊中出身のべたべた大阪人。笑わせはったかと思うと 心にじんとくることも言わはったり・・・さすがエンターテイナーや。

世界的に有名な師匠に師事、また数々の優れた賞を獲得し25年目を迎えたかとうさんは今、日本人をより深く感じるようになったと。そして日本人かとうかなことしてのオリジナルの作曲そして演奏の展開をしてはります。いろんなことがあっても、アコを弾いているとほっとする。自分にとっての大切な陽だまり・・・夢は80歳になるまでアコを弾き続けること・・・・心底お好きなんやなほんとうにどれもすばらしい響き。

素敵な時間やった。ありがとうございました。お酒を造るのも音を造るのも皆一生懸命や。ええなあ・・・・・