酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

萩乃露のお蔵へ

次回の朝市は萩乃露さん・・という事で、多忙な姉御の唯一のお休みを二人で伺いました。

このお蔵へは何回もいっているのに、今回は秋晴れのすばらしいお天気の日・・・やからやろうか?とりわけこのたたずまいの素晴しさに感動。さぶいぼが出そうでした。

やっぱり酒蔵は文化の宝庫やと思います。いてるだけで気持ちが凛としてまいります。

で、肝心のお酒選び。なんちゅうても朝市の5周年の日です。

ここは年々おもろくなってきました。

迷うお酒が仰山あるのですが・・・渡船は姉御宅でも小川酒店でもフィーバーの最中・・・なのでここはあえてはずしました。お料理も妙に欲しくなる・・・まさにのりのりの渡船。がしかし、この10月になって俄然 実力を発揮してきたのが山田錦。この二つはお米以外のスペック!が同じなのがまた面白いのです。うふうのふ。今回たぶん大人気になるのはこれでしょう。長~~~~~~~い名前。萩乃露 槽場直汲み中ぐみむろか生 吟醸純米 山田錦。丸秘の手法で直汲みされたこのお酒、夏を越してもまだまだぴちぴち感が残り、おそらくお客さんの心を鷲づかみに(おおげさやん)するかと思われます。非常に完成された味わいです多分、喜楽長のお酒を大変好まれているAさんはストライクゾーンに入るかと思われます。

もう一本は芳弥。妙に惹かれた・・・・こくのある美味しい白ワインを彷彿させる魅力があった2007芳弥の生。でも比較するとやっぱり火入れもんやなあ。火入れは、落ち着いたこなれた味わいがもう今完璧な旬をむかえているかな・・利き酒会でも二人とも高得点をつけたお酒です。生は後一年もしくは2年寝かせたら絶対絶対美味しくなりそう・・・

で、もう一本が里山。端正や~~~!実りの秋を実感させる味わいです。香りは独特の華やかさをそなえているのですが、味わいはしっかりしてはいますが、ぐんと去年より穏やかでやさしいかんじ。 少々若いかもしれませんがお燗することでその若さが取れて、きっとすんばらしい燗上がりをするかと思われまする。

福井さんは人間が素敵や!いろいろいろいろ話が膨らんで、最高の空間の中で ええ時間をすごさせていただきました。ありがとうございました。今度の5周年の朝市もお楽しみに!もちろん福井専務もお見えになります

るんるん・・・秋の豊かな陽だまりのなかで・・・・お忙しい中福井専務 姉御 ありがとうございました。