酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

権座

おなじみのTさんからまるでお伽話をきいているような 不思議なお話を聞かせていただきました。今まで聞いたことも見たこともなかった 近江八幡にある西の湖の中にある2、5haの島・・・・権座。国の重要文化的景観の第一号として指定されたこの島で、今素敵な風が吹いています。

交通が発達した現在でも、船でしか渡ることができないこの島ですが、島の半分以上が今も水田として耕作されているそうです。時代の変化の中でも途絶えることなく 人々が暮らし、農業に勤しみ、葭の生産や漁業を通じて自然と人間が共存してきたこの島。いくら景観がすばらしくてもそこで人々が暮らしていけなかったら・・つまり営農条件が確保できなかったらそれを継続していくことはできません。

このような日本 湖国の原風景が、次世代の人に自信と誇りを持って受け継がれていけるように考え方や方向性を定めたものが景観農業振興地域整備計画(長い名前!)でして、それをおこなっているのが白王町集落営農組合なのです。そしてこの度

座と市づくりプロジェクト2008
「農の収穫感謝祭 in GONZA」が行われます。

第一回目ののお祭りは 家鴨ちゃんや姉御と同じくおうみ未来塾の人達がされたそうです。
で、大盛況やったこのお祭りを今度は地元の人たちがしはることになったのでした。

でさらに大ニュースそんなお伽話のような島であの・・・あの・・・渡船を使って、喜多酒造さんとお酒を造ろうということになったのです!もちろんお酒の名前は 権座。おうみ未来塾生てもあり、熊森ともご縁のあるここみのさんがこの事業に深く関わってはるのですが、ここみのさんのお父さんが有名な書家で、そのお父さんに字を書いてもらわはるとか・・・・

萩乃露の里山のコンセプトと私はとても同じものを感じます、どうか6年目になる里山と同じく一過性のものに終わることなく末永く続いていけるプロジェクトでありますように・・・・心より応援しています。喜多さんのところで作られたお酒はおいしいに決まってますし、またTさんが関わってはるのでさらに×権座にたいする熱い想い・・・これは百万力どすなあ。