酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

進化する大治郎 一博

太郎坊駅の天狗さん

太郎坊さんのホン近くにある大治郎一博のお蔵。ごと~んごとんご・・・・とんという近江鉄道の不規則なええリズムと太郎坊さんに見守られてこのお酒はうまれるんやな。

重要人物 姉御が事情でほとんど滞在できなかったのですが、わずかの時間に鋭い指摘をもらいまして、あとはあひるちゃんと朝市の常連さん さしみの魚紳さんと一緒に真剣にお酒を利かせていただきました。

まずは一博の新酒 とそのうすにごり。どっちものりのり。で、やっぱりうすにごり

大治郎は新酒のうすにごり 純米純米吟醸。実は一博が新酒なので大治郎は火入れもしくは熟成もんでいくつもりやったんや。が、やっぱりこの新酒・・特に今なら純米が美味しい!お燗すると また違って素晴しい!コスパにも優れているのでこれも決定。

渡船火入れ1年もん。いっちゃんすばらしいお燗あがりでした。満場一致!

ついで2004年の純米吟醸酵母違い 14号と9号ただし14号はうすにごり。9号は姉御もお気に入り実はここ数ヶ月私もお気に入りで、純米吟醸は2004年指定でこればっかり売らせてもろてたんです。がこれはほぼもうありません。お得意さんもついてはるので朝市には無理。一方14号うすにごりもとても端整な熟成をしていてこれも数も少ないし、売っていません・・やて。なので決定!

2006年純米大吟醸火入れも変に気になる後に引く味わいでしたが、これはなぜかお燗より冷・・でした。価格的なものもあり渡船がすでに決まっていたので泣き泣き諦め。

2006年純米吟醸 県酵母 しばらく常温放置もんの火入れもん。
かなりマニアックですが、面白いお酒です。

最後にたった今汲んできてくれはりました渡舟搾りたて 中ぐみくらいの部分!炭酸もからんでしゅわしゅわっ若い!けど絶対美味しくなるぞという予感が漂っていました。

長いお付き合いをさせていただいておりますが、このお蔵、だんだん充実してきているのがはっきりとわかります。確か初年度は寝かせたり火入れをする商品は皆無でしたなあ。一博は昨年より火入れもんも作ってはりまして(まだ商品化はされていません)さらに今年は純米吟醸にも挑戦!楽しみや!

どれもええのでお酒を決めるのが大変でしたが、今回 魚紳さんとあひるちゃんの頼りになる舌で4本が決定しました。朝市の日はいなせやさんで会があるそうなので、大治郎一博のご両人がその前に朝市会場においでくださいます!やったあ3月の朝市もお見逃しなく・・・・自信の品揃えにてお待ちしております。