酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

宮澤正義さんの講演

熊森協会
不老泉が大好きなMさんが、「クマは日本最大の大型獣であり、自然界のあらゆる恩恵を受けて生きています。つまり、クマの棲める環境を残すということは、他の全ての生物が生息可能な豊かな自然を守ることにほかなりません・・・・」などの想いにいたく感動して熊森協会 滋賀支部を立ち上げはりまして今年で5年目。

私は会員にはなっているものの、活動日が店の営業日である土曜日であることが多い為
ほとんど参加できておらず、ひたすら広報のみ。でも皆さん、間伐や植樹・林業や木の勉強会など・・・・こつこつこつこつと活動を積み重ねられ、ここまで来ました。皆ほんとうにええ顔をしてはります。すごいなあ。

で、この土曜日生涯学習センターにて第5回の総会をしはりまして、一押しは500坪の庭で10頭のツキノワグマと20年間、家族同様に暮らした宮澤正義さんの講演。

宮澤さんの文を引用させていただくと

野獣であるはずのクマが、家族の一員になろうと一途に振る舞い、生涯を貫きとおしたなんて、全く想像すら出来なかったことで、まさかの奇跡の出会いになったのである。その正体は、我が家のクマ達は動物園で生まれたり、山野から動物園を経由してやってきたが、動物園では不用品(いらない物)として廃棄処分(殺す)することになっていた。ところが彼等は、そのことを知っている節があった。というのは、私を自分を助けてくれた命の恩人だと認識し、恩返ししなければと心底腐心する姿で貫いた。と解釈しなければ辻褄が合わないほどの立居ふるまいだったからである。例外として長野動物園で生まれ、発狂したように手に負えない雄グマがいた。けれど2年の後には他のクマに習ってか別人のような模範青年になった。この信じ難い現象・恐異の表現は、家族を気遣うというか、家族への心配り、協力の行動、或いは行為であった。

この話は来た人の心にいつまでも響くと思います。
ぜひぜひ・・・・聴きにきてくださいな。

3月14日(土曜日) 於 大津市生涯学習センター4階 視聴覚室
 総会は1時から 講演は2時から4時までその後は5時まで交流会や質疑応答です。