酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

不老泉 秘蔵酒の会 ちょっと訂正版

パンチさん主催、不老泉 秘蔵酒の会が京都あれっとにて行われました。

大発見!不老泉のお酒は 洋食にこないにも合うんや~

18BYの山天のうすにごりは、魚介のジュレ

なんと4BYの山廃特別純米('このころは玉栄でしたんや。60%精米)はそれだけで飲むと枯れた味わいやのに、きのこのフリカッセや猪肉のベリーソースに

18BYの山天は助演男優賞ってかんじ。4BYの山廃特純はより隠れた名脇役って感じで、不老泉でこのように料理の邪魔をせずそうっとよりそうお酒は初めての体験でした。

あと印象的やったのが4BYの山廃本醸造(玉栄65%)。いろんな味わいがぎゅっと凝縮されていてむっちゃおいしい!でもこれはお料理にはあんまり合わず、ここには無いけど、奈良漬とか葱味噌に合うなあ~と言うてましたんや。そうしたら最後の〆の濃厚なチョコレートケーキに55度の熱燗がお見事でした。

17BYの木桶は余韻が素敵で、また45度のお燗がお見事でしたが、クリーム系のお料理とかには合わず、むしろ 小麦粉・・・・のパンに合いました。温度もお料理もピンポイント!

6BYの純米大吟醸 御家殺しはお燗したらすうっとバランスが整っておいしい!

18BYの渡船は言わずもがなの美味しさ・・でもなんちゅうても私は、13BYの山廃特別純米が一押しでした。よしのぼりの熟成もんです!

姉御 あひるちゃん きたいちゃんと4人で しかもお燗ブラザーズにお燗をつけてもろて、ときどき績さんが顔を見せてくれて・・・・・美味しいし勉強になるし発見いっぱいで・・・・魅惑の時間でした。

こないだ言うてもらいましたんやけど、私は素晴らしいブレーンを持ってほんまにらっきいです。私一人やったら絶対こんな表現も生まれへんだし、温度やお料理とのマリアージュに気づくことはできなかったやろうと思います。

有難うございました。不老泉のことがまた違った角度で知ることができた貴重な夜でした。時間と温度とお料理でほんまにこんな多彩な顔を見せるなんて、お酒はまじっくやぶれてしもたけど、ナイスミドルなパンチさん!前の写真どす。