酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

浜大津こだわり朝市 七本槍の巻

沖島の漁師さんが 湖上よりもさぶい!!っと言うてはったくらいにさぶい・・寒風吹きすさぶ中 浜大津こだわり朝市 七本槍の巻が開催されました。


こんな中やのに・・・栗東から大阪豊中から池田から・・京都から・・・唐崎から 堅田から・・・・大勢の日本酒ふぁんがお見えになり、ありがたいことです。ほんで寒い中たいへんやなとねぎらいの言葉までかけていただきましてそのお心遣いに涙・・・

今日も同じお蔵でありながら お米の違う・・・また生まれ年の違う3種類のお酒が それぞれのおいしいお顔をみせてくれはりました。

日本晴の新酒は とにかく若いので どんな反応やろか・・とどきどきもんでして、私はこのお酒については 昨晩から開栓して 栓をとったままにしておいて、ちょっとでも空気に触れさせようとしたくらい 気にしていたのでした。ところが フレッシュが故の軽快さ 飲み易さが効を奏して 他のお酒と同じくらいに評判がよかったのです。さらに55度くらいの熱燗が美味い!

一方 天地の唄は やっぱり 美味しい!今回の驚きは お燗もとても美味しいこと・・・冷はもちろん、55度もそしてそれから徐々に冷めていっても、それぞれの温度帯で いろんな表情を見せてくれました。

高いけど 抜群に美味しい!渡船 50%精米純米大吟醸 直汲み 垂れ口も 上品なとろ~りとした美味しさが お客さんの満足そうな笑顔を誘いました。こういうとき300mlの小瓶に量り売りはほんまに重宝です。

笑四季さんのサンプルの結果をみてもそう思うんやけど、ほんまにひとつの定規で測って判断したらあかんなあ~お酒にも作り手にもそれは申し訳ないことなんや。仰山の引き出しを大事に持っといて、それぞれの 持ち味や魅力をお客さんの好みに合わせて 引き出してお伝えすることが大事なんやな・・・そうして朝市では ほんまにありがたい素敵なお客さんのほうから そんな引き出しを教えてくれはるのです。店にいるとついつい同じ方向からお酒を見つめてしまっているんやけど、朝市のお客さんは楽しい自由な感覚でお酒を見てくれてはるので、ほんまにありがたい学びの場です。

さむ~い中、ほんまにありがとうございました。姉御にあひるちゃんも 長時間お疲れ様でした。ありきたりの言葉でもうしわけないんやけど、・・・やっぱり 感謝です。