酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

知酒聞酒の会 新酒蔵出し賞味会

年に一度 知酒聞酒の会 新酒蔵出し賞味会がプリンスホテルにて行われました、

毎年のことながら北野料理長のごっつおうは 最高です。

さらに それぞれのテーブルを御自ら回って話をしてくれはるのも ならではの楽しみ。
鰻のお寿司のこの鰻は なんと燻してあります。そこに挟んである山椒の実がまたアクセントになってええのです。甘鯛酒塩コンソメジュレの横にはほんまの桜・・春・・
初めて聞いた鮎川(あいかわ)菜という近江春野菜

春の香り汁。桜の花が華やか。中にはジュンサイとと稚鮎の酒蒸が。


鶴の蓋ものの中の
烏賊海鼠腸和え・・これだけでもうお酒が進みますがな・・・


なんと近江牛筋肉薩摩揚げ。北野さんいわく 下茹でをくりかえしたりの前の処理に苦労されたとか。やわらかくて生まれて初めてのごっつおうでした。


アナゴと竹の子が大原木・・柴・・のような形にしてありました。北野さん曰く、できるだけシンプルに素材の持ち味をいかに生かすか・・ということを考えながら でも季節感やったりちょっと驚きの工夫を考えはるそうです。


桜鱒の間には木の芽味噌が挟んであります。玉子焼きにも上に雲丹和えが・・・春らしい・・・

あったまろ・・の蟹身ふ蒸しと名前もかいらしい。ほんまにふでした。

酢で〆た鯵が昆布で巻かれていて 上品ですばらしい一品。


ご飯は菜の花・・・やっぱり春。
和食パテイシエによる一寸豆の牛乳卵寄。
北野さんがかわいらしい笑顔で これ 私が作りましたんや・・・私こういうの好きですねん・・・・と教えてくれはったのが今回初お目見え。登の篆刻の判子でした。味があって素敵。私もこういうの大好きなのでさらにうれしくなりました。

北野さんご馳走様でした。春を満喫させるおいしい品々でした。

お酒の巻に続く・・・・