酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

宝山園 結の会

美しい月夜の9月9日 宝山園 観月会が開かれまして 私はすたっふとしてお手伝いに行きました。

松の司さん萩乃露さんキリンビールさんもおいでになり豪華キャスト。

乾杯のお酒と共にもって菊が秋らしい。真綿伊勢海老はほんまに真綿


充実した八寸は ボリュームもあっていかにも日本酒を呼ぶ数々。

白和えは むかごと栗と銀杏と柿で この和え衣が
地鶏と若水菜は 梨のすりおろしで和えてあります。
これらは 松の司の黒と萩乃露の黒で贅沢な呑み比べ。それぞれに全然違って個性があって 感嘆の声が。

蟹と白木耳真如の上には 比叡湯葉


名残鱧には 松の司の純米吟醸がようあいます。

この右下に注目。兎さんがやはるのです!桂むき大根に胡瓜。さらに その下には氷をクチナシのいろで黄色に染め上げた氷が 満月さながら敷かれてあるのです。


青朴葉にもち米鰻飯がくるまれ蒸された逸品には 里山の優しい甘みが寄り添います。



近江牛。ここで 最高峰の松の司のアルテイマス
そして ヒトミワイナリーのタータルワイン。これは前日から抜栓して 開かせてあります。カベルネサントリーで醸した日本のワイン!です。

秋鯖の昆布〆には 芳弥のお燗です。

やっぱりお燗は 秋に相応しい。


デザートは 秋茄子のコンポート。赤ワインと白ワインで煮てあります。それと 和風シュークリーム。これに雨垂れ石を穿つ! なんか目の覚めるような透明感があって 最後で皆さん色々飲んではるのに新鮮!

間には滋賀づくりのジェラードもでてきたりもして 盛り沢山な会。

季節感がここかしこに。また細かな包丁の芸術もため息が出ます。

宮川料理長さん ほんとうに美味しいお料理ごちそうさまでした。

お酒もそれぞれすばらしく 喜んでいただきました。後程 書きますが 粋をつくした特Aの山田錦と 滋賀県地元産米は 宝山園のこの日のために入れはったとっておきの花木と 小川酒店の前にうわっている普通に咲いている花木のように それぞれの立ち位置がありまして。どっちも違って ええのやなと想いました。