酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

三連星が・・・・・・・・・!

小川酒店では美富久さんといえば三連星・・・・ところが このお酒 7月に無くなってしまいました。ので今年はタンクを増やし3タンクに・・・・そしてその誕生を待ち焦がれているかたが沢山やはりまして 暮れからもいつできるのか問い合わせが殺到・・・・ちゅうほどでもないですが、数件。

で藤居さんにいつ搾られるのか尋ねてみますと あの爆発酒のときみたいに にんまり笑わはりまして・・・・・今度は ボーメが切れずに往生してますとのことです。

ボーメといいますのは 日本酒度のこと・・比重のことでもあります。お酒は 並行複醗酵といいまして 、麹の酵素によってデンプンがブドウ糖に変化する糖化と、ブドウ糖酵母の働きによってアルコールに変化する発酵とが並行に行われるっちゅう意味です。そして 蒸米が糖分に変化する=糖分が増えると日本酒度は高くなり アルコールに変化する・=糖分が減ると日本酒度は低くなります。

それがこの三連星の3本目のタンクのもろみは 日本酒度・・ボーメが切れていかず 30日たっているのに・・・・・どないしょう?と案じてはるところでした。速度がゆ~~~~っくりになって 今にも止まりそう・・・・・・つまり 糖化のほうが優位にたってしまっている状況です。

朝市ではぜひとも そのお待ちかねの三連星を売らせていただこうと思っていましたので これはえらいこちゃ。

もし朝市に間に合えば 難産で苦労してうまれた三連星が到着します。

難産がゆえに かえって思いがけず美味しいお酒になるかも・・・・・ということが今までにもありましたので・・・・どきどきしながら乞うご期待!

で 今回のお蔵訪問では これ以外のいろんなお酒を利かせて貰いました。続く・・・・
昨年秋 イヌガオちゃんと造った灯り・・・猩々が このお蔵の展示室にもやはりました。


一升枡がふたつと、半升枡がひとつで、枡、枡、半升。 つまり益々繁盛ですね。


楽しい 可笑しい・・・・・