酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

北島酒造 蔵見学

北島酒造さんに 朝市のお酒を選びに行ってきました。

専務さんますます酒造りに夢中になってはります。そして おくさんのTさんもあたたかく 可愛らしい二つになったお嬢ちゃんと出迎えてくれはりました。

洗米機は喜多酒造さんと全くおんなじ。
お米を傷付けることなく 米洗いが出来る優れものです。


製麹室。上は小仕込み 下は大仕込み



この御蔵は珍しく 出麹室なるんものがあるのです。

これがその部屋。急激な温度変化をなくすために また結露を防ぐために いったんこの部屋で枯らすのです。


ほんで 出てきた麹、栗みたい・・・・美味し!

もろみちゃん これは普通酒68%精米の9号。
まだ 留めたばかりのとこ。ものすごい 炭酸ガス!!!



これは もうじき上槽といいまして 搾れる寸前。ええお顔です。

今 泡なしが主流になっているのですが、ここは すべてが泡あり。なので 高泡の時の元気な跡が残っていました。



ちょっこし 危ない板の通路にて タンクの散歩。どのタンクのお酒も元気やこと。

きもとは 吟吹雪に渡船に、そして今年の新人さんは愛山!

渡船はものすご不思議な経過を。
ボーメが -18やったんが -10で それが 昨日+3になり 今日は+5に!!とどんどん辛口になっていきます!!たまにこんなことになるんですと専務さん。渡船はほんまに 不思議がいっぱいや。

いろいろな質問にも 丁寧に誠意を込めて答えて下さいまして ほんまにありがとうございました。

さて いよいよ 利き酒の時間どす。

※お酒は三段仕込みといって 「添(そえ)仕込」「仲(なか)仕込」「留(とめ)仕込」の三段に分けて仕込まれます。そして 最後の留めの後1~3日経つと、筋泡、水泡、岩泡と次第に泡が高くなり、最も泡の高くなった時期の泡を高泡といいます。高泡は数日間持続した後、落泡に入り、本泡(ほんあわ)、本高泡(ほんたかあわ)ともいいます。