酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

里山ルネッサンス 始動!

里山いべんとを主催された 深尾さんが
里山ルネッサンスにむけて 動き始めはりました!!

以下は 16日にいただいたメールです。

まだ、未曽有の危機と災害は少しも立ち去ったわけではありませんが、しかしこのへんで、真の再生のための動きを始めなくては!と前回のメールで少し提案した、里山の復興のための 人のつながりをつくりだしてゆく活動、という原点に立ち返って、現時点でやるべきことを考えました。

東北の多くの美しい歴史と自然の豊かな漁村や町や村が、尊い数多くのともに一瞬にして飲み込まれてゆきました。 また人間が作り出した悪夢のような巨大破壊技術により、東京や大都市に電力を送るためにつくられた原発が、放射能をまき散らしながら、音をたてて崩れてゆきつつあります。

ここで、壊滅的破壊を受けた東北の人々のなかから、家族の安全が確認され、なおかつ家も畑も漁船も失ってしまった、というような人たちを対象に、主として西日本を中心とした過疎高齢化の地域への暫時受け入れ、と長期移住の仲立ちをしていてはどうかと考えました。名付けて「里山ルネッサンス」運動。東北の方々の農林漁業のすばらしい技術と、人間性の美しさ、これらをもって、やはり別の意味で危機に瀕している農山村に新たな力を与えていただく。それによって、被災した方々自身も、大きなコストなく、新たな生活の場や生産の場を得て、里山が豊かになる。我々はそれが、生業として、あるいはビジネスとして成り立つためのお手伝いをする。そうした一連の人のつながりをつくりだす動きを、「里山ルネッサンス」と題して、CRECの当面の活動の焦点としてはと考えました。

東北は、まずは、安否の確認や被災地への食糧支援、ライフラインの復旧などが最優先ですが、現地の復興が難しい中、住宅や農地の再建はその場では非常に困難です。 人々はそんな過酷な現実に、絶望感にさいなまれています。
なによりも、そうした人々に、「一緒に農業やりましょう!」とか「果樹園の後継者がいないけれど手伝ってもらえませんか?」とか、そういう呼びかけの輪をつくりだして、生きる場所への新たな希望があることを感じてもらえれば、それは生きのびることと同様に重要ではないかと思います。 すぐに移住の決意がつかなくても、とりあえず、簡易避難的に身を寄せて、可能性を探る。今後、双方向に議論を展開しつつ、またできるだけ「匿名」ではなく、顔と名前のみえる人のつながりを構築してゆきたいと考えています。

もし皆さんも、素敵な情報をお持ちでしたらご提供下さい。

ある程度、情報が集まったら、現地被災地域に、メッセージとともに、呼びかけを届けたいと思います。

また、鳥取市の方に、イノシカビジネスのお話しもしたら、ちょうど鳥取としても取り組もうとしていたところなので、ぜひ一緒にやりたい!と非常に喜んでおられました。 緊急対応的ではありましたが、CRECとして、西日本各地の情報を東日本にとりついでゆく、里山ビジネスを活性化してゆく、という歩みがスタートしそうです。

以上のメールを 何人かに配信させていただいたところ うれしいメールがどんどん届きました。

そのあとのやりとりで・・・・ 

ただ、原発の状況も考えると、現地への情報発信のタイミングはもうすこし待つとして、情報の収集と受け入れの心づもりと、人々のネットワークはつみあげておく必要があります。その意味で、次の段階になった瞬間に呼び掛けられるような準備!と考えて、引き続き呼びかけをおねがいしたいと思います。

どんなに壊滅的でも、故郷を離れることには多大な苦痛を伴います。
決して、「集団離村」的なイメージにならないよう、私たちのところで、ゆっくりしてください、一緒にがんばりましょう!というようなメッセージとして発信することが大事だと思っています。

滋賀県が、やはり里山ルネッサンスの先鋒となる気がします。
ぜひ、いっしょに、しなやかに、緩やかに、頑張りましょう!そして  里山ルネッサンス」で被災地復興支援の輪をひろげてゆきましょう!・・・と!!

姉御やったら どうしはるやろ・・・・と 思いながら私も ちゃんと地に足をつけて 動いていきたいと思います。マンパワーってすごい!