酒屋日記 

小川酒店@滋賀浜大津、京阪電車沿いの酒屋のつぶやき

はたけ~

おととい祝日 行事が2つとも震災により中止になり、ぽこんと空きまして・・・どこに行きたいかと考えたら 畑に行きたいって思いましたんや。

ほんまに久々の畑でした。やっぱり きもちええ~
ここには限りない安心感が満ち溢れています。

未曾有の大震災そして原発に見舞われた日本。朝市がおこなわれる前、そして畑を始める前に感動しながら読んだ半農半X。いまこそ これが必要なときなのかも知れへんな。


大雪で豆類は死んでしまいましたが ルッコラは強しこの花もだいすきや。なんかレトロ・・・
虫さんもやはりました。
花が咲いて種になったその種を 土手にぶんぶん振り落としたら あちらこちらからちゃんと芽が出ていました。えらいやっちゃこの頃の韮はほんにやわらこうて美味しいのです。生でも食べられます。
宇宙人のような形をした種から育ったほうれん草。ちょっと終わりがけやけど 新葉もそだっていまして ちょこちょこ採りためたら結構な量になりました。
肝臓にええ はこべ。
私らお酒大好き人間には 大事な野草。お葱の代わりにこっそりハコベを刻んで入れとくとええかも・・・花もかいらしい。
旺盛な生命力をもち冬の寒さにもびくともしない。大根との相性もよく畑で仲良く育ちあうんやて。

そんなことを教えてくれはる野草料理教室が 毎年みどりの村の総会をかねて開かれます。講師は村人でもある 津島先生。・・・・・・・毎年たのしみです

半農半Xについて・・・・・・・この畑を始める前・・・朝市を始める前 この言葉に出会いました。塩見直紀さんが提唱する生き方です。これがっきかけでいろいろなものが つながって歩んでいったようにも思います。そしてあれから8年が過ぎ 震災を目の当たりにしてこの言葉に再度感銘をうけています。

持続可能な農ある小さな暮らしをしつつ、天の才(個性や能力、特技など)を社会のために生かし、天職(X)を行う生き方、暮らし方。広さ”でも”時間”でもない・・・つまり、耕作面積や、費やす時間は問題でなく、「暮らしの中に農があること、農を意識して生きること」が重要なのです。「農」とは言い換えれば「ていねいに暮らすこと」であり、「センス・オブ・ワンダー」(レイチェル・カーソン)をもって生きることなんです。暮らしの中に農の視点を持つことで、「いつかは終わる生命体である自分」を意識することになり、それが、時間に対する考え方を変え、自然や他の生命や後世に思いをいたすことを可能にする。ひいては、食糧問題や環境問題の解決につながる、という考え方です。今いるところ、今あるものを大切にしながら、遠い未来の子孫と、遠い国の人々に思いを馳せる生き方」が想像されます。それは、シンプルライフ的考え方とも大きく重なります。
・・・・・・暮らしのAll About・・アーカイブスより抜粋させていただきました。